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【神奈川県平塚市】相模灘に面し緑も豊富。湘南ライフを満喫できる平塚市の防災対策

 
湘南平・高麗山公園平塚市「高麗山公園(湘南平)」

平塚市は神奈川県のほぼ中央、東京都心から南西方向に約60kmに位置します。「東京」駅からJR東海道線で約1時間という地の利もあり、東京都心に通勤しながら湘南ライフを実現できる街としても注目されています。

市域の南側は相模灘に面し、約3.8kmにわたって延びる海岸線には海水浴場などマリンレジャーを楽しめるスポットも豊富です。海に向かって相模川や金目川が流れ、これらの周囲には相模平野が広がります。また、西部や北部には台地や丘陵地となっています。とくに「高麗山公園(湘南平)」は眼下に相模灘を望める景勝地として知られています。

災害時の対処法を分かりやすくまとめた「ひらつか防災ガイドブック」
ひらつか防災ガイドブックひらつか防災ガイドブック

平塚市では市民へ災害に関する基本的な知識や避難時の留意点、日頃の備えなどを啓発するため、2024(令和6)年に「ひらつか防災ガイドブック」を作成しました。この中には、日頃から準備しておくべき備蓄品のチェックリスト、避難情報の伝達方法、災害時に発表される避難情報の種類やそれに応じた対応、避難先一覧とそのマップ、避難所の生活などが記されています。また、避難方法や災害時の危険性については、地震、水害、土砂災害など市内で想定される災害ごとにまとめています。

ひらつか防災ガイドブック」を見れば、災害が発生したときにどのように対処すべき分かるようになっています。「平塚市役所」をはじめ公民館や福祉会館などで入手できるほか、PDFファイルが平塚市のWebサイトでも公開されていますので目を通しておきましょう。

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災害時に情報を迅速に伝える「防災行政無線」

平塚市では大雨、地震、津波など災害の危険や避難指示を「防災行政無線」で市内全域に放送します。

防災行政無線が聞こえづらかったり、もう一度聞きたい場合は、Webサイト「防災行政無線の放送内容」から放送内容を文字と音声で確認できます。さらに、テレフォンガイド、ほっとメールひらつか、防災ラジオなどでも提供されています。

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「平塚市地震防災マップ・津波ハザードマップ」で地震やそれに伴う津波に備える
地震防災マップ~「平塚市地震防災マップ・津波ハザードマップ」より抜粋地震防災マップ~「平塚市地震防災マップ・津波ハザードマップ」より抜粋

平塚市では地震や津波に対する備えを促すため、「平塚市地震防災マップ・津波ハザードマップ」を作成しました。地震防災マップは市内で最も大きな被害をもたらすと想定されている「大正型関東地震」が発生した際の「揺れやすさ」や「建物被害予測」を色分けした地図です。「大正型関東地震」はマグニチュード8.2で最大震度は7でした。この地震を再現すると市内の大部分で震度7の揺れが想定されます。

平塚市地震防災マップ・津波ハザードマップ」には地震が発生した場合に利用できる避難所や消防署、救急病院の場所も記入されているほか、室内の安全対策、建物耐震化の流れと補助金制度など事前にできる準備も掲載されています。

津波ハザードマップは市内で想定される最大クラスの津波が発生した場合の「浸水域と浸水の深さ」を図示したものです。大規模な津波の恐れがある場合は大津波警報が発表されます。その時から津波が引いて警報が解除されるまで危険を避けるために避難する津波避難ビルの一覧表があり、場所も地図上に示されています。相模灘の海岸沿いやJR東海道線の南側の相模川、金目川沿いでは木造家屋のほとんどが倒壊する3.0m以上の津波が想定されています。

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「平塚市洪水ハザードマップ」で相模川や金目川の氾濫時の安全な避難場所をチェック
平塚市洪水ハザードマップ 相模川水系版平塚市洪水ハザードマップ 相模川水系版

相模川や金目川が流れる平塚市では大雨により、これらの河川が氾濫する可能性もあります。平塚市洪水ハザードマップでは想定最大規模の大雨で相模川水系、金目川水系それぞれが氾濫した場合の浸水区域と深さを地図にしました。

さらに洪水や河岸浸食により家屋に被害が及ぶ可能性があるエリアや洪水時に避難が難しくなる浸水の深さが継続する時間も示されています。地図上には指定緊急避難場所(洪水)も掲載されており、洪水が予想される場合に避難できる場所が一目でわかりやすく記載されています。

相模川が氾濫した場合、相模川周辺や「平塚」駅周辺を中心に2階以上まで浸水する3.0m以上の浸水が想定されています。金目川が氾濫した場合は、金目川周辺から「平塚」駅周辺にかけて1階床上浸水となる0.5~3.0mの浸水が想定され、その一部は3.0m以上の浸水になるとされています。

この他に、がけ崩れや土石流など土砂災害警戒区域を示した「平塚市土砂災害ハザードマップ」、高潮による浸水が想定されるエリアや浸水時間などを地図にした「平塚市高潮ハザードマップ」など市内で想定される災害ごとにハザードマップが作成されています。また、農業用の「吉沢ため池」や「万田八重窪ため池」が大地震などで決壊した場合の被害を決壊からの時間ごとにマップにした「平塚市ため池ハザードマップ」もあります。

これらのハザードマップは平塚市の地理情報システム「ひらつかわくわくマップ」でも提供されており、それぞれのハザードマップを重ね合わせて表示できます。地域に起きる可能性がある災害の種類やそれによる被害、災害の場合に避難できる場所を確認しておきましょう。

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自助・共助を目指し、地域の防災対策向上に努める
「平塚市役所」「平塚市役所」

災害時は行政の支援が遅れたり、十分に行き届かなかったりすることも考えられます。そのため自主防災組織など地域で行う防災対策も重要です。平塚市では地域の防災意識を高めるための取り組みも進めています。「地域防災活動者育成研修」は自主防災組織の活動促進を目指し、災害時の避難所運営、防災機材の取り扱い、災害時の課題と解決策を考えるグループワーク、災害対応の図上訓練などを行っています。

また、災害発生時や避難所では女性特有の配慮も必要となります。そこで、女性目線で配慮すべきことを考え、災害対策に活かす研修「女性防災コミュニティ講座」も実施しています。以前は「女性防災コミュニティ講座」は女性を対象にした「防災リーダー養成講座」として実施されていました。「防災リーダー養成講座」参加者の一部により「女性防災クラブ平塚パワーズ」が結成され、各地域の防災訓練やイベントに参加し、身近なものでできる防災グッズ作成体験など防災啓発活動を行っています。

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事前に災害時の模擬体験を行い、対応力を高める

災害時の対応力をアップするため、災害の模擬体験ができるイベントも開かれています。とくに乳幼児や低学年の小学生は災害弱者になる可能性が高く、保護者の対応が重要です。「親子防災ピクニック」では乳幼児や低学年の小学生をその保護者を対象に水消火器の操作体験や備蓄食の試食などをピクニック形式で楽しく体験できるイベントです。

また、避難所の運営には地域の協力が欠かせません。そこで、「避難所運営訓練(HUG:ハグ)」として、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを避難所の体育館や教室に見立てた平面図に配置するなどの体験を通して、避難所で起こる出来事への対処をゲーム形式で学べる取り組みも行っています。

平塚市では地震や津波、水害への対策を進めるとともに、地域の防災対応能力向上にも取り組んでいます。

掲載日
2025/03/04

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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