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【横浜市鶴見区】東京湾と鶴見川と水の潤いが身近で、歴史や自然も豊かな街、鶴見区の防災対策

 
「鶴見」駅「鶴見」駅

鶴見区は横浜市の北東部に位置し、東側は川崎市と接しています。区域のほぼ中央を鶴見川が流れ、その周囲は平野が広がっています。区域の北西部は丘陵地で、「三ツ池公園」など緑豊かな公園もあります。

大正時代から東京湾沿岸部で埋め立てが進み、大規模工場が多数設けられました。第二次世界大戦後には、京浜工業地帯の一角として発展を遂げ、現在もものつくりが盛んに行われています。一方、推古天皇の時代に創建されたと伝えられる「鶴見神社」や曹洞宗の大本山「總持寺」など神社仏閣も点在し、歴史や文化の香りも漂います。

災害時にはまず『横浜市 防災情報ポータル』で情報を入手

鶴見区にも大地震のほか、台風による風水害など様々な災害リスクが存在しています。横浜市ではこれらの災害情報をいち早くキャッチできるWebサイト『横浜市 防災情報ポータル』を開設しました。ここには気象情報、台風、地震の最新情報がまとめて掲載されています。

気象情報では注意報や警報の発令状況、台風に関しては進路予想図、地震が発生した際の震度や津波など詳しい情報も得られます。避難が必要になった場合は避難情報が掲載され、避難所の解説状況が表示されます。横浜市全体だけでなく区別の表示も可能で、地域の情報がわかりやすくなっています。ライフラインや交通情報などのリンクもあります。災害時はまずこのWebサイトを確認しましょう。

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『横浜市避難ナビ』を使って平常時から避難イメージを作ろう

横浜市では平常時から災害時まで使えるアプリ『横浜市避難ナビ』を提供しています。平常時用の機能にはARによる浸水時の疑似体験、ハザードマップや避難所情報、自宅などの災害リスクを自動判定して作成する「マイ・タイムライン」などあります。災害時には「マイ・タイムライン」と連動した避難情報がプッシュ通知され、開設されている避難場所やルートをすぐに確認できます。

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事前の防災対策は『防災よこはま』で学ぶ
防災よこはま防災よこはま

災害の被害を軽減するためには事前の準備が重要です。横浜市では地域や市民の災害への備えを促すため『防災よこはま』という冊子を作成しました。地震や風水害それぞれで想定される被害想定や避難方法、必要な準備を細かく説明しています。

災害情報を入手できるWebサイトやアプリの一覧、家族の安否確認ができる「災害用伝言ダイヤル」の使い方、地域の防災対策も書かれています。平常時から目を通し、必要な準備を整えておきましょう。

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平常時から便利に使える『つるみ生活・防災マップ』
つるみ生活・防災マップ地図面つるみ生活・防災マップ地図面

鶴見区では、区民の日常生活に役立つ『つるみ生活・防災マップ』を作成しました。東京湾に面する鶴見区は大規模地震が発生した際に、津波が押し寄せる可能性があります。『つるみ生活・防災マップ』に公共施設やバス路線案内など日常生活を支える情報に加え、津波による被害想定図や地震発生時の行動も掲載しています。浸水予測は慶長型地震が起きた場合のもので、区域南側の埋め立て地を中心に0.80~1.20mの浸水が想定されています。

地図面には広域避難場所や地域防災拠点、津波避難施設など災害時に避難する場所が示されているほか、緊急給水栓、災害用地下給水タンク、耐震給水栓、配水池など断水時に水を得られる場所も書かれています。帰宅困難者一時滞在施設や災害時に入浴機会を提供できる銭湯など災害時に便利な施設も表示されていますので、平常時から確かめておきましょう。

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『浸水ハザードマップ(鶴見区版)』で風水害による被害を確認しよう

鶴見川が流れる鶴見区では大雨による浸水被害も想定されます。そこで、鶴見区では『浸水ハザードマップ(鶴見区版)』を作成しました。「洪水ハザードマップ」は鶴見川や多摩川が氾濫した際の浸水想定地域を示しており、これらの川沿いに水位が1階天井に達する0.5~3.0mの浸水が予想されています。

「内水ハザードマップ」は想定を超える大雨で下水道があふれた場合の浸水想定地域を表示しています。区内各地で道路が冠水する2~20cmの浸水が予想されます。高潮による浸水想定地域を示す「高潮ハザードマップ」では沿岸部や鶴見川沿いに0.5~3.0mの浸水が見込まれます。地図上にはこれら風水害時に利用できる避難場所も示されていますので、浸水想定を合わせて確認しておきたいですね。

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臨場感あふれるデモンストレーションが注目される『横浜防災フェア』
「横浜防災フェア」の会場となった「横浜赤レンガ倉庫前広場」「横浜防災フェア」の会場となった「横浜赤レンガ倉庫前広場」

横浜市では市民の防災意識を高めるために、毎年『横浜防災フェア』を開催しています。2024(令和6)年は「横浜赤レンガ倉庫前広場」が会場となりました。とくにイベントは消防車など防災関係車両の展示やヘリコプターによる水難救助訓練のデモンストレーションが注目されています。ステージでは横浜市消防音楽隊演奏やライブも行なわれ、子どもから大人まで楽しみながら防災を学べます。

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将来を担う子どもの防災意識向上を目指す

防災意識の向上には子どもへの教育も重要です。そこで、横浜市内の中学生には分かりやすく防災を学べる『はまっ子防災プロジェクト』が実施されています。1年生の教材として防災ガイド、防災マップ、防災ボックス、防災ライトを配布するほか、各学年の学習内容に合わせて防災を学べるアニメ動画も作成しています。

小さな子どもの逃げ遅れを防ぐため、『防災紙芝居』も作りました。『みんな森の子供たちとアウル爺さん』と題された紙芝居は原作を現役の消防職員が作り、避難を呼びかける子どもと村人の行動が描かれています。

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タワーマンションや高層ビル特有の被害に対する対策も推進

横浜市では再開発により多くの高層ビルが整備されました。鶴見区内でも「鶴見」駅前などにタワーマンションや高層ビルが建っています。これらの高層ビルは耐震性や耐火性に優れ、比較的災害に強いとされています。一方で高層階では揺れが大きくなり、エレベーターが停止すると移動が困難になるなど高層ビル特有の被害が予想されます。

横浜市では高層ビルで必要な防災対策をまとめた『防災動画』を作成したほか、防災対策を実施しているマンションを「よこはま防災力向上マンション」として認定しています。

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帰宅困難者のために「帰宅困難者一時滞在施設」や「災害時帰宅支援ステーション」を指定

大規模地震が発生すると、電車は点検のため運転を中止し、幹線道路は通行止めになります。このため、多くの路線が集まるターミナル駅を中心に帰宅困難者が集まると想定されています。鶴見区でも「鶴見」駅や「京急鶴見」駅周辺などで帰宅困難者が発生する可能性があります。

横浜市では帰宅困難者に休憩場所やトイレ、水道水、ビスケット、アルミブランケット、情報の提供を実施する「帰宅困難者一時滞在施設」をターミナル駅付近などに指定しました。開設状況は『一時滞在施設NAVI』で確認できます。

また、横浜市をはじめ周辺の都県と政令指定都市ではコンビニエンスストアやファミリーレストラン、ガソリンスタンドなどと「災害時帰宅支援ステーション」の協定を結びました。この施設では災害時に徒歩で帰宅する人のために、トイレ、水道水、道路交通情報などを提供します。

東京湾や鶴見川に近い横浜市鶴見区では津波や洪水、高潮など風水害対策を充実させるほか、高層ビルや帰宅困難者など地域特有の被害に対する備えも整えています。

掲載日
2025/03/31

本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。

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