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#インテリア・レッスン

2020.11.30

窓周りを彩って部屋の印象を一新!「ウインドウトリートメント」選びのポイント

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「自宅をもっと魅力的で快適な空間にしたい!」
マンション購入のタイミングは、自宅のインテリアを一から見直すきっかけにもなります。住まいづくりの参考になるインテリアのノウハウやアイデアを、プロのインテリアアドバイザーが紹介します。

今回は、インテリアの雰囲気を大きく左右するポイントのひとつとして、窓まわりの装飾や演出のことを指す「ウィンドウトリートメント」について、野村不動産インテリアサロンに在籍するインテリアアドバイザー・村田由美子がお届けします。

どれを選ぶ? ウィンドウトリートメントの重要性とその種類

カーテンをはじめとするウインドウトリートメントは、空間を占める面積が大きく、遮光・調光・断熱・防音、そしてインテリアとしての装飾など、多くの役割を果たしてくれます。

用途やライフスタイルに合わせてどんな一枚を選ぶかによって空間全体の雰囲気はガラリと変わり、住み心地の良さにも影響が出てくるでしょう。まずは、「ウィンドウトリートメント」にはどのようなものがあるかを一部紹介します。

◆種類豊富なウィンドウトリートメント
ウィンドウトリートメントの代表的なものには、布地を左右に開閉する「カーテン」や下から上に生地をたたみ上げる「シェード」、上下に巻き上げタイプの「スクリーン」、そして複数の羽根によって構成され、羽根の角度で光や視線を調整する「ブラインド」などがあります。

代表的な「ウインドウトリートメント」の種類

ウインドウトリートメントは種類もデザインも豊富で、選択肢がたくさんあります。開口部のサイズや部屋の用途はもちろん、家族構成などによっても適するものが異なります。

例えば小さな子どものいる家庭には、チェーン式のブラインドは取り付ける場所によってはおすすめしないことがあります。チェーンが身体にひっかかったり、絡まるなどの思わぬ事故やトラブルにつながる場合があるからです。その他にも、埃が溜まりやすいので掃除が思ったより大変です。仕事が忙しくて家事が後回しになりがちな家庭では避けた方が良いでしょう。

それぞれにメリットとデメリットがあるので機能やデザインはもちろん、日々の手入れや使い勝手、安全性などを理解したうえで、自分や家族のライフスタイルに合うものを選ぶことが大切です。

カーテンを飾るタッセルなどのアクセサリーも重要なアイテムです。カーテンとトータルでコーディネートを楽しんで、素敵な空間を演出しましょう。

タッセルなどのアクセサリーとの組み合わせで窓周りがより魅力的に

どんなカーテンにする?よくあるお悩みとその解決法は?

たくさんの種類があるウインドウトリートメントを選ぶとき、どんなものが自分の家族や住まいに合うのか、悩む人もいるでしょう。お客様から相談をいただくなかで、よくある悩みを2つ紹介します。

(1)夫婦の好みが違う
夫婦がお互いに「これいいね」と納得できるカーテンがあれば一安心ですが、現実的にはなかなかそうはいきません。意見が対立した場合、たいていは家にいる時間の長い奥様が主導して決まるケースがほとんどですが、夫婦ともに譲れないこともあります。

その場合は、空間のゾーン分けをして、お互いの好みや意見を尊重するようにオススメすることもあります。例えばリビング・ダイニングは奥様のセレクトで、寝室は旦那様の好みを優先するなど、二人がともに納得できる提案をするようにしています。

(2)好みがはっきりせず、決められずに迷う
デザインはもちろん、機能性や使い勝手など、幅広い選択肢があるだけに迷ってなかなか決められないお客様も少なくありません。その際は、手持ちの家具や好みのデザイン、色、現在使用されているカーテンの不満などを伺います。それらの情報をもとに、家具に合うもの、不満や不便を解消できるものをプロとして提案しています。ところが面白いもので、最終的にはお客様が初めに無意識につかんだカーテンに決まるケースが多いのです。やはり、第一印象も大切です。

インテリアを通して、お客様の暮らし方をもっと豊かに楽しく

私たちの仕事は、インテリアの提案を通じて、お客様の暮らしをより幸せで快適なものにすることです。そのためにお客様に提案する際は、要望だけではなく、手持ちの家具、家族のことや普段の生活、マンションを購入された背景など、雑談をするように楽しく「お客様の求める生活」のイメージを一緒に描くように心がけています。

話を伺っていく中で、入居時に必要なものの優先順位、費用対価やメンテナンス、安全性など、メリット以外のデメリットも話します。特に、インテリアアドバイザー本人の実体験や失敗談は「そういうことが聞きたかった」と喜んでいただけます。

また、私の場合は、話を聞きながらコーディネートのレイアウトイメージを描いてお客様に提案することもあります(※)。イメージをビジュアルで共有できるので、お客様もイメージがしやすく、そのワクワク感が伝わってくると私も嬉しくなります。あるお客様には、イメージパースを作成して色のバランス確認をしたところ、それを「額にいれて新居に飾りたい」という話をいただいたこともありました。

私のインテリア・スケッチの一例

(※)インテリアアドバイザーにより、提案の手法は異なります。

理想の空間づくりは、プロに相談してもっと素敵に、スムーズに

マンションの購入を機に、一つひとつソファやテーブル、カーテンなどを買いかえるのは大きな楽しみであると同時に、大変な作業でもあります。お店を何軒も回り、自分好みにセンスよくアイテムを選んでいくのは、想像以上に手間がかかるものです。

野村不動産の「インテリアセレクション」は、こうしたインテリアのあれこれをインテリアアドバイザーに相談しながら、面倒な手配や設置までをトータルで任せることができるサービスです。

東京・西新宿にある「野村不動産インテリアサロン」には、カーテンや照明、食器棚やエアコンなど数々のサンプルが揃います。いくつものインテリアショップや専門店を巡ることなく、コーディネートから採寸・納品まで一貫して対応いたします。

インテリアサロン内の打ち合わせスペースである「カスタマーゾーン」(左)とウインドウトリートメントを扱う「ファブリックゾーン」(右)の様子

来場は新型コロナウイルス対策を万全にした完全予約制です。インテリアアドバイザーとともにゆったりと、いくつものショップを巡ったときと同様の満足感でインテリアを選ぶことができます。サロンで展示していない商品も、野村不動産を通して優待価格にて購入することができます。

■野村不動産「インテリアセレクション」活用のメリット

サービスの詳細についてはこちらからご覧ください。

村田由美子(むらた・ゆみこ)

村田由美子(むらた・ゆみこ)

野村不動産インテリアサロン所属。空間デザイン心理士。3人の子どもをもつ専業主婦が、母の病気をきっかけにゼロから福祉とインテリアを学び、インテリアコーディネーターに転身。以来約20年間、生活者の視点、子育てや6回の引っ越し経験などをもとにトータルインテリアコーディネートを提案している。趣味は海外旅行。新しいトレンドに触れ、海外の美しい建築・インテリアを顧客への提案、コーディネートに取り入れている。

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