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資産価値の落ちないマンション

マンション購入を検討している方にとって、マンションの資産価値は気になるところです。高い買い物ほど「失敗したくない」という意識から、資産価値の高いマンションを手に入れたいと誰もが考えることでしょう。マンションの資産価値を判断するポイントを紹介します。

マンションの資産価値とは

マンションの資産価値とは、「高く売れるか」「高く貸せるか」という、物件としてどれくらいの価値があるのかです。そのマンションを「買いたい」もしくは「借りたい」と考える人が多ければ、売り手・貸し手には有利となり「資産価値を保てる」ことになるわけです。

資産価値を決めるポイント「立地・エリア・駅からの距離」

マンションの資産価値を高める要素として、立地があげられます。立地の中でも重要なのがエリアです。東京で言えば都心部のように、地価の高さは資産価値と、ある程度連動します。また、今後再開発や新線開通が予定されていて将来地価の上昇が予想されるエリアの物件も、資産価値の維持が期待できす。

つぎに重要なのが、駅からの距離。ひとつの目安となるのが、徒歩10分です。最寄り駅から徒歩10分以内の物件は、資産価値が下がりにくい傾向があると言えます。

管理体制

マンションの管理体制は、資産価値を保つための大切な条件です。管理体制に関するチェックしておくべき項目を紹介します。

管理規約

管理規約にはマンションでの生活上のさまざまなルールを定めています。建物の修繕に関する項目もあるので、しっかり確認しておきましょう。

管理会社

管理会社には、分譲会社の関連会社である場合と資本関係のない独立系の管理会社である場合があります。

分譲会社の関連会社が管理会社ならば、設備やメンテナンスに関するトラブルの対応が速く、充実したサービスを受けられます。

最近では、居住者の居室内(専有部分)での困りごとやトラブルにまで対応するサービスを提供している管理会社も増えています。

どのようなサービスが受けられるのか管理会社についてもチェックしておきましょう。

管理費・修繕積立金

管理会社に支払う管理費や、建物の修繕に備えた修繕積立金が妥当な額であるかということをしっかりとチェックしてください。

管理費は、マンションの規模や設備・サービスのグレードにより異なるため相場は存在しません。納得できる金額か、共用施設や提供サービスの内容と照らし合わせながらよく確認しておきましょう。

修繕積立金は、建物や共用部分の修繕工事費用に充てられるもので、25年間や30年間に必要な大規模修繕工事の修繕費をまかなえるように割り出した額が設定されます。

少なければよいというものではありませんので、修繕計画を確認し適正な額かどうか、よく確かめましょう。

ブランドの信頼で資産価値を維持

近ごろでは施工会社や分譲会社でマンションを選ぶ人が増えつつあります。施工会社や分譲会社のブランドを信頼し、価値を感じる人が増えていることを反映しているためでしょう。「大手の物件ならば、購入後のサポートが充実しているだろう」「買った後に、倒産はないだろう」といった気持ちからくる安心感とも言えそうです。人気を確立したブランド名のマンションは資産価値の高いマンションと言えます。

資産価値が下がりやすい要素とは

それでは、資産価値が下がりやすいマンションの要素とはどういったものでしょう。一般的には「立地が悪い」「駅から遠い」「管理がずさん」「供給過多」などが要素としてあげられます。

また、周囲に高層のマンションやビルが建って眺望・日当たりが悪くなる、という場合もあります。これはマンション購入時には建設計画がなく、事前に注意することが難しい場合もあるでしょう。すべてが把握できるとは限らないのです。

ずっと住み続けるつもりでマンションを買うのであれば、資産価値(リセールバリュー)を気にしなくていいでしょう。しかし「いつかは売るかもしれない」「転勤などにより貸すかもしれない」ということであれば、資産価値を意識して、価格が下がりにくいマンションを選んでおくことが大切です。