不動産サイト nomu.com > 不動産ニュース > 18年度の首都圏中古マンション成約は3.7万件

不動産ニュース Pick-up

18年度の首都圏中古マンション成約は3.7万件

2019年04月18日

東日本不動産流通機構は17日、18年度(18年4月~19年3月)の首都圏不動産流通市場動向をまとめた。中古マンションの成約件数は前年度比1.2%増の3万7601件で、2年ぶりに前年度を上回り、16年度の数値も超えて90年の機構発足以降、過去最高となった。地域別では東京都区部と千葉県を除いた各地域が前年度を上回った。

成約物件価格は3.1%上昇の3354万円と6年連続で上昇。90年代初頭に次ぐ水準で、全ての都県・地域で上昇した。

3000万円超の各価格帯で成約件数が拡大した。成約物件の1m2当たり単価は52.00万円(2.7%上昇)で6年連続で上昇。この6年で35.4%上昇した。新規登録件数は20万8786件(5.9%増)となり5年連続で前年度を上回り、4年連続で過去最高を更新。20万件突破は初。中古戸建ての成約件数は1万2873件(2.5%増)で2年ぶりに前年度を上回った。全ての都県・地域で上昇。成約価格は前年度と同様の3111万円。

19年1~3月期をみると、中古マンションの成約件数は1万268件で、前年同期比3.9%増加し、四半期の件数として過去最高となった。成約m2単価は53.07万円(2.8%増)で25期連続、成約価格は3435万円(2.2%増)で26期連続で前年同期を上回った。新規登録件数は5万4607件(3.6%増)で6期連続で前年同期を上回った。エリア別の成約件数は、都区部4344件(4.1%増)、多摩976件(0.1%増)、埼玉県1215件(5.6%増)、千葉県1219件(0.9%増)、横浜市・川崎市1842件(7.5%増)、神奈川県他672件(1.4%増)と、全ての都県・地域で増加した。

(提供:日刊不動産経済通信)

  • ノムコム会員