10月の4レインズ、売成約前年比6%減
2019年11月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムの10月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は前年同月比9.0%減の4万4277件となり、6カ月連続で前年同月を下回った。このうち、売り物件は6.1%減の1万4725件で、5カ月ぶりにマイナスに転じた。賃貸物件は10.4%減の2万9552件で、8カ月連続での前年同月割れとなった。
売り物件の成約件数のうち、マンションが5891件(前年同月比6.8%減)、一戸建てが4961件(5.2%減)、土地が3486件(6.0%減)など。地域別にみると、北海道と関東甲信越、中国を除く7地域が前年同月比でマイナスとなった。
首都圏が5126件(12.0%減)、近畿圏が3727件(2.5%減)、九州が1329件(4.5%減)、中部圏が1276件(0.9%減)など。賃貸物件の成約件数は、マンションが2万5605件(11.3%減)、一戸建てが1175件(9.2%減)など。
新規登録件数は前月比1.5%増の38万2754件と、前月比で2カ月連続のプラスとなった。このうち、売り物件数は1.2%増の14万5682件で、賃貸物件数は1.7%増の23万7072件だった。
10月末時の総登録件数は前年同月比6.5%減の79万9697件となり、43カ月連続で前年同月を下回った。前月比では1.0%増と再びプラスに転じた。このうち、売り物件は9.5%増の37万8228件と前年同月比で30カ月連続でプラス。前月比でも1.2%の増加。一方、賃貸物件は17.3%減の42万1469件と、54カ月連続の前年同月割れとなった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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