

中古マンション成約件数、前年比3割増
2021年02月12日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、1月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンション成約件数は前年同月比29.9%増の3480件となり、1月の過去最高を更新した。すべての地域で前年を大きく上回った。売り物件の大幅な減少は続いており、新規登録件数7カ月連続、在庫件数は6カ月連続でそれぞれ前年比2ケタ減が続く。
成約m2単価は前月比0.1%上昇の57.57万円で、5カ月連続で前月を上回った。前年同月比でも2.3%の上昇で9カ月連続のプラス。成約価格は3772万円で、前月比で0.9%上昇、前年同月比で2.7%上昇した。前年超えは8カ月連続。
一方、新規登録件数は1万3480件で前年同月比22.3%減の大幅減となった。前年割れは17カ月連続で、減少幅は昨年11月以降拡大している。前月比では11.2%のプラス。在庫件数は3万7054件で、前年同月比22.2%の大幅減。前年割れは14カ月連続となり、前月比でも2.9%減と8カ月連続で減り続けている。成約数をエリア別にみると、都区部が25.9%増の1452件、横浜市・川崎市が25.5%増の634件など。
中古戸建ては成約件数が前年同月比37.0%増の1215件で、1月の過去最高を更新した。前年超えは7カ月連続。成約価格は前月比5.6%下落の3269万円だった。新規登録件数は前年同月比27.8%減の4584件で、前年割れは11カ月連続。前月比では11.4%増だった。在庫数は前月比2.1%減の1万7253件で、11カ月連続で在庫数が減り続けている。前年同月比では24.2%の大幅減だった。
(提供:日刊不動産経済通信)


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