4月の4レインズ、売成約は19年と同等
2021年05月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける4月の活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は1万6828件。緊急事態宣言下だった昨年4月の大幅な減少の反動で、前年同月比は51.1%増となった。
19年4月と比較すると0.1%増とほぼ同水準。売り物件の新規登録件数と総登録件数は4月も前年同月比2ケタ減となり、在庫の減少が続いている。
新規登録件数は10.5%減の11万5409件で、13カ月連続で前年を下回った。2ケタ減となるのは8カ月連続。総登録件数は22.0%減の30万1941件で、10カ月連続の前年割れとなった。2ケタ減は6カ月連続。前月比でも1.1%減となり、12カ月連続で在庫が減り続けている。
成約件数の詳細を19年と比較すると、マンションが19年比1.7%減の6731件、一戸建てが0.4%減の5656件、土地が3.7%増の4006件。エリア別にみると、首都圏が19年比4.4%増の6595件、近畿圏が5.4%減の3839件、九州が6.7%増の1525件、中部圏が0.9%減の1447件、北海道が9.7%減の795件など。
賃貸物件の成約件数は前年同月比26.2%増の3万2084件。19年4月と比較すると7.8%減だった。新規登録件数は前年同月比18.6%増の27万1217件で、12カ月連続で前年を上回った。総登録件数は22.2%増の47万6027件で、11カ月連続で前年比プラス。前月比でも2.9%増で、5カ月ぶりに在庫が増加した。
(提供:日刊不動産経済通信)
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