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中古マンションの新規登録2年ぶり増加

2021年12月13日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、11月の不動産流通市場動向を公表した。首都圏の中古マンションの新規登録件数が前年同月比1.1%増の1万3931件となり、19年8月以来27カ月ぶりに増加した。成約件数は前年同月比5.6%減の3416件。前年同月を下回るのは5カ月連続だが、11月の過去最高となった20年に次ぐ高水準を維持した。

中古マンションの成約㎡単価は前月比0.7%上昇の60.92万円。前年同月比では7.1%の上昇で、前年比プラスとなるのは19カ月連続となる。

成約価格は前月比0.3%上昇の3897万円。前年同月比では3.8%上昇し、18カ月連続で前年を上回った。在庫件数は前年同月比8.1%減となる3万5389件。10月まで2ケタ減が15カ月続いていたが、減少幅が縮小した。前年割れは24カ月連続。

一方、前月比では0.5%増となり、5カ月連続で在庫が増えている。成約件数をエリア別にみると、多摩と千葉県以外の地域が前年比で減少した。東京都区部は6.5%減の1410件と、6カ月連続で前年を下回った。

中古戸建ての成約件数は前年同月比5.0%減の1227件と4カ月連続で前年を下回ったが、中古マンション同様、11月の過去最高を記録した20年に次ぐ高水準を維持した。成約価格は前月比0.2%上昇の3579万円。前年同月比では10.1%上昇し、13カ月連続で前年を上回った。

新規登録件数は前年同月比15.0%減の4151件で、前年割れが21カ月続いている。在庫件数は1万3192件で、前年同月より27.1%の大幅減。2ケタ減は14カ月連続となる。前月比でも0.7%減で、21カ月連続で在庫が減っている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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