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中古戸建の成約数、12月は過去最高更新

2022年01月17日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は14日、昨年12月の不動産流通市場動向を公表した。

首都圏の中古戸建て住宅の成約件数が前年同月比7.1%増の1157件となり、12月の過去最高を更新した。直近数カ月は好調だった前年の反動減が続いていたが、5カ月ぶりに前年を上回った。

中古マンションの成数件数は前年同月比13.7%増の2881件。6カ月ぶりに前年を上回ったが、直近10年間で比較すると12月として上から5番目の水準だった。

中古マンションの成約価格は前月比5.6%上昇の4116万円で、4000万円を超えたのは91年8月以来となる。前年同月比では10.1%上昇し、19カ月連続で前年を上回った。

新規の登録件数は前年同月比8.1%増の1万3111件となり、27カ月ぶりに前年を上回った11月に続き2カ月連続で増加した。在庫件数は前年同月比6.4%減となる3万5718件。前年割れは25カ月連続となるが、減少幅は縮小している。

一方、前月比では0.9%増で、6カ月連続で増えている。エリア別にみると、成約件数はすべての地域で前年を上回り、東京都区部は17.1%増の1215件と、7カ月ぶりに前年を上回った。都区部の成約価格は前月比7.3%上昇の5156万円だった。

中古戸建ての成約価格は前月比0.4%下落の3564万円。前年同月比では2.9%上昇し、14カ月連続で前年を上回った。

新規登録件数は前年同月比5.2%減の3903件で、前年割れが22カ月続く。在庫件数は1万3157件で、前年同月より25.4%の大幅減。2ケタ減は15カ月連続となる。前月比でも0.3%減となり、22カ月連続で在庫が減っている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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