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東京23区のマンション供給、12月は減少

2022年01月28日

不動産経済研究所が集計した東京23区の昨年12月の新築分譲マンション供給戸数は前年同月比673戸減の1561戸と、単月の実績では2年続けて減少した。100戸超の売り出しが期分けを含め4件あったが、11月に秋商戦がピークとなり、一服感が出た可能性がある。

戸当たりの平均価格は575万円増の8043万円と6カ月連続で上昇し、2カ月ぶりに8000万円台に乗った。㎡単価も6.1万円増の121.2万円と2カ月ぶりに前年を上回った。

23区全体の月間契約率は1.5ポイント減の66.7%と好調の目安である70%を下回った。契約率は首都圏全体では10.9ポイント増の73.5%、23区以外の都下は46.1ポイント増の83.1%といずれも大幅に上昇している。

23区の12月末時点の在庫は2974戸と、前月比で330戸増えたが、前年同月比では915戸減少した。

供給状況を区別にみると、供給が最も多いのは練馬区の202戸(前年同月40戸)。練馬春日町や東武練馬などで5物件が売り出された。

次点以下は北188戸(272戸)、中央178戸(262戸)、文京158戸(38戸)、世田谷125戸(139戸)など。8つの区で前年同月実績を上回った。

増加幅が大きいのは杉並91戸(2戸)、渋谷99戸(17戸)、葛飾47戸(5戸)など。一方、江東は11戸(537戸)、板橋は8戸(88戸)などと減った。大田区は供給がなかった。

戸当たり平均価格の首位は品川区で2億1075万円。次点は渋谷区で1億8665万円。平均価格が最も低かったのは台東区で4401万円。発売10戸以上で契約率が高いのは中央(100%)、台東(95.3%)、新宿(88.9%)など。

(提供:日刊不動産経済通信)

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