首都圏の中古マンション成約3カ月ぶり前年割れ
2023年05月17日
東日本レインズは12日、4月の不動産流通市場を公表した。首都圏の中古マンション成約件数は2954件(前年同月比4.5%減)で、3カ月ぶりに前年を下回った。新規登録件数1万7263件(21.3%増)、在庫件数4万5596件(22.0%増)となり、23年に入ってから、ともに前年より大幅な増加が続いている。成約m2単価は70.17万円(2.1%増)で、36カ月連続の前年超え。
エリア別にみると成約件数は、東京都区部の1273件(8.3%減)を始め前年割れが多く、多摩の286件(1.4%増)と千葉県の365件(3.1%増)が前年を上回った。
成約m2単価は、東京都区部が104.38万円(4.7%増)で、多摩の51.33万円(4.2%減)を除いた全エリアで前年同月より価格が上昇した。多摩以外のエリアは、29~36カ月連続の前年超えが続いている。
首都圏の中古戸建住宅の成約件数は1071件(10.0%減)。新規登録は5662件(33.0%増)、在庫件数は1万7062件(30.6%増)でいずれも大幅な増加。成約価格は3865万円(5.5%増)で30カ月連続の前年比での価格上昇が続いている。
エリア別での成約件数は、横浜市・川崎市の165件(0.6%増)以外の全エリアで前年を下回った。東京都区部が200件(1.5%減)、埼玉県が212件(19.7%減)、千葉県が218件(9.5%減)など。
成約価格は、東京都区部の6101万円(8.2%減)を除く全エリアで前年より上昇。神奈川県他が3621万円(13.6%増)、千葉県が2515万円(11.2%増)など一部で強い価格の伸びもみられた。
(提供:日刊不動産経済通信)
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