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首都圏の中古マンション価格が強く上昇

2024年02月14日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は13日、1月の不動産流通市場動向を公表した。

首都圏では、中古マンションの成約件数は2711件(前年同月比5.0%増)で、8カ月連続で前年同月を上回った。成約m2単価は75.98万円(11.2%増)、成約価格は4860万円(13.7%増)とそれぞれ40カ月以上連続の上昇で、2ケタ増の強い伸びだった。

中古戸建住宅は、成約件数が962件(1.7%増)と2カ月連続で前年を上回ったが、成約価格は3803万円(0.6%減)で5カ月ぶりに前年同月を下回った。

中古マンションの新規登録件数は1万6526件(0.4%減)、在庫件数は4万7449件(8.6%増)だった。在庫の前年超えは24か月連続。

エリア別では、成約件数で東京都区部の1246件(10.9%増)が首都圏の増加を牽引した。神奈川県のみ、横浜市・川崎市の448件(1.3%減)と神奈川県他の161件(9.6%減)で前年割れ。成約m2単価は東京都区部の108.72万円(8.7%増)に加え、多摩で58.89万円(17.5%増)、神奈川県他で45.61万円(19.4%増)など全エリアで上昇した。

中古戸建住宅の新規登録件数は5972件(25.2%増)、在庫件数は2万564件(35.0%増)で、揃って大幅に増加した。

エリア別にみると、成約件数で東京都区部の178件(8.5%増)と多摩の121件(9.0%増)、千葉県の222件(5.7%増)が前年より増加。神奈川県他は119件(9.8%減)と1割近く減少した。成約価格は東京都区部で7107万円(7.5%増)と上昇した。一方で、多摩の3408万円(12.4%減)、神奈川県他の3112万円(16.3%減)は2ケタ減だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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