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首都圏の中古マンション価格上昇が4年継続目前

2024年04月11日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、3月の不動産流通市場動向を公表した。

首都圏の中古マンションの成約件数は3810件(前年同月比10.7%増)だった。成約m2単価は75.88万円(8.7%増)の47カ月連続、成約価格は4821万円(8.6%増)の46カ月連続で、それぞれ前年同月を上回った。

中古戸建住宅は、成約件数が1349件(13.7%増)だった。成約価格は4137万円(5.7%増)で、2月に続いて上昇だった。

中古マンションの成約件数の前年超えは10カ月連続。エリア別で全エリアが前年を上回った。東京都区部の1727件(12.4%増)のほか、埼玉県の440件(22.6%増)も大きく増加した。

成約m2単価はエリア別に、東京都区部の109.48万円(8.7%増)を始め、千葉県の40.28万円(9.6%増)や、横浜市・川崎市を除いた神奈川県他の43.71万円(12.7%増)が大きな上昇となった。埼玉県のみ前年割れで、44.23万円(0.6%減)だった。首都圏全体の新規登録件数は1万6846件(2.2%減)、在庫件数は4万6351件(2.7%増)だった。

中古戸建住宅の成約件数は前年比増加が4カ月連続。エリア別に、東京都区部の276件(26.6%増)、千葉県の292件(17.7%増)など、横浜市・川崎市の167件(2.3%減)を除く各エリアで前年より増加した。

エリア別の成約価格は、多摩の4294万円(15.0%増)や横浜市・川崎市の5090万円(10.0%増)が2ケタ増で他も上昇し、埼玉県と神奈川県他が前年割れ。首都圏の新規登録件数は6285件(15.3%増)、在庫件数は2万1360件(29.7%増)の大幅増だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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