不動産サイト nomu.com > 不動産ニュース > 11月のマンション市場動向・首都圏、発売は18.7%減の2231戸

不動産ニュース Pick-up

11月のマンション市場動向・首都圏、発売は18.7%減の2231戸

2024年12月20日

不動産経済研究所は19日、11月の首都圏(1都3県)新築分譲マンション市場動向を発表した。供給戸数は2231戸で、前年同月の2743戸に比べ18.7%減と、2カ月ぶりの減少となった。また初月契約率は61.5%で前年同月比では12.7ポイントダウンしている。

供給物件数は163物件と、前年同月の137物件を26物件上回り、100戸以上発売した物件は1物件だった(前年同月4物件)。また全163物件のうち、初回売り出し物件(単発物件を含む)は29物件・940戸で、前年同月の28物件・1169戸を物件数で1物件上回るも、戸数では229戸下回っている。

供給をエリア別にみると、埼玉県が2.9倍増と大幅に増加した一方、その他のエリアは軒並み2ケタ減に落ち込んでいる。都区部は31.5%減の705戸で、シェアは31.6%となっている。

新規供給に対する契約戸数は1373戸で、初月契約率は61.5%。前年同月(74.2%)比12.7ポイントダウンし、2カ月ぶりに70%を下回った。エリア別では都下と千葉県が70%台であった一方、都区部は60%台、神奈川県と埼玉県は50%台だった。

戸当たり平均価格は7988万円で前年同月(8250万円)比262万円(3.2%)の下落、m2単価は121.4万円で同(128.0万円)比6.6万円(5.2%)下落している。平均価格、単価ともに4カ月ぶりのダウン。エリア別では、都区部が平均価格、単価ともに2ケタ下落した一方、その他のエリアは軒並み上昇している。

平均専有面積は65.77m2で、前年同月に比べて2.0%の拡大。即日完売は3物件・48戸(シェア2.2%)、フラット35登録物件戸数は1841戸(82.5%)。11月末時点の販売在庫は5205戸で、前月末の4829戸に比べ376戸増加している。

12月には6000戸程度の供給が見込まれる。1~11月の累積発売戸数は、前年同期(2万911戸)比17.8%減の1万7184戸となっており、24年の年間供給戸数は2.3万戸程度となる見込み。

(提供:日刊不動産経済通信)

  • ノムコム会員