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オフィスマーケットレポート(2024年9月)
【福岡市】
支店長の視点
博多駅周辺は空港および新幹線へのアクセスの良さが改めて評価され、需要が伸びている。加えて、再開発促進策「博多コネクティッド」により建替えに伴う移転需要も底堅い。築年数の経過したビルが依然として多いことから、再開発やリニューアル工事のために、外部募集を停止してテナントの立退きを行うビルは今後も続くとみられる。建替えに伴う移転の場合、テナントの退去床はリーシング活動を行わないため、募集床の品薄感が強まる背景ともなっている。
※2024年8月末現在および各年12月31日時点
※空室率: | 貸付総面積に対する「現空面積」の割合 |
※潜在空室率: | 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象 |
※募集面積: | 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計 |
※統計開始日: | 1995年1月1日 |
Ⅰ.空室率
2ヵ月連続で小幅に低下。博多駅周辺では品薄感が継続
空室率は前月比マイナス0.10ポイントの4.28%と、2ヵ月連続で小幅に低下した。主要エリアの新築・築浅ビルを中心に集約や拡張移転による空室床の消化が進み、空室率の低下要因となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.22ポイントの5.77%だった。
オフィス需要は引き続き活発な状況にあり、特に博多駅周辺では需要が旺盛で募集床の品薄感が継続している。
Ⅱ.募集賃料
前月からわずかな動き。15,000円/坪台前半で推移
募集賃料は前月比マイナス17円/坪の15,219円/坪となった。前月からはわずかな動きに止まり、募集賃料は15,000円/坪台前半で推移している。
Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪)
※規模 (1フロア面積) |
・大規模(200坪以上) ・大型(100坪以上200坪未満) ・中型(50坪以上100坪未満) ・小型(20坪以上50坪未満) |
※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。
Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)
Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)
※募集賃料:共益費込
※外税表示
提供:三幸エステート株式会社(福岡支店)
会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。
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