オフィスマーケットレポート(2024年9月)
【名古屋市】

支店長の視点

2025年10月竣工予定の大規模ビル「名古屋伏見Kフロンティア」では、テナント専用のラウンジに加えて、名古屋エリアでは有数の広さとなる約450㎡の屋上テラスを設ける。屋上テラスの事例が少ない中、休憩スペースとしてだけでなく、会議スペースや貸切りでの利用も可能となっている。移転を検討するテナント側では、このようなオフィスビルのアメニティへの関心が高く、ビルの特長として注目を集めるとみられる。
※2024年8月末現在および各年12月31日時点


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始日: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

5ヵ月連続で低下。大口需要も増加傾向が続く

空室率は前月比マイナス0.10ポイントの4.22%と、5ヵ月連続の低下となった。主要エリアの新築・築浅ビルにおいて、立地やビルグレード改善が目的の移転等で空室消化が進んでいる。潜在空室率は前月比マイナス0.11ポイントの5.88%だった。
オフィス需要は前向きな動きが中心となっており、100坪以上の比較的大口の需要も増加傾向が続いている。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

4ヵ月ぶりの上昇。募集条件を見直す動きは限定的

募集賃料は前月比プラス116円/坪の12,458円/坪となった。4ヵ月ぶりで上昇したが、オーナー側が募集条件を見直す動きは限定的な水準に止まっている。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(名古屋支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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