オフィスマーケットレポート（2024年9月）
【仙台市】

#三幸エステート

支店長の視点

昨年竣工した大規模ビル「アーバンネット仙台中央ビル」「ウッドライズ仙台」は、入居テナント向けにラウンジ、リフレッシュコーナー、貸会議室、フォンブース、屋上テラス等のアメニティを備え、仙台での先進事例となっている。充実したテナント向け施設に対する借り手側の反応は良好で、新築ビルの中でもテナント誘致が先行して進んでいる。今後の新築ビルにおいてもアメニティの充実が図られていくとみられる。
※2024年8月末現在および各年12月31日時点

※空室率：	貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率：	貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積：	各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始日：	1994年1月1日

Ⅰ.空室率
Ⅱ.募集賃料
Ⅲ.エリア別募集賃料（円／坪）　
Ⅳ.空室率の推移（6大都市大規模ビル）
Ⅴ.募集賃料の推移（6大都市大規模ビル・主要駅前地区）

Ⅰ.空室率

前月から小幅に上昇。主要エリアでは品薄感が漂う

空室率は前月比プラス0.06ポイントの6.35％となり、前月から小幅に上昇した。新築ビルに移転したテナントの二次空室や集約移転等により現空床が生じている。潜在空室率は前月比マイナス0.10ポイントの7.52％だった。
テナントの移転に向けた動きは引き続き堅調で、郊外から主要エリアへの立地改善を目的とした移転事例も見られる。多くの現空床で成約に向けた話が進んでおり、空室率が示す以上に主要エリアでは品薄感が漂っている。