オフィスマーケットレポート(2024年9月)
【札幌市】

支店長の視点

「道銀ビルディング」と「新大通りビルディング」の一体的再開発計画「(仮)大通西4南地区再開発」は今秋解体工事を開始し、2028年度の竣工予定となっている。オフィス・ホテル・商業施設からなる地上36階、地下3階の高層ビルで、高級ホテルブランドのパークハイアットが開業すると発表された。2025年には「(仮)札幌4丁目プロジェクト新築計画」が竣工予定で、大通エリアでの建設ラッシュが続いている。
※2024年8月末現在および各年12月31日時点


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始日: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

前月から小幅に低下。4ヵ月ぶりの2%台

空室率は前月比マイナス0.16ポイントの2.94%と前月から小幅に低下し、4ヵ月ぶりの2%台となった。主要エリア内での新規開設や館内増床により空室床の消化が進んでいる。エリア別では「北口」が前月比マイナス0.5ポイントの大幅な低下となった。潜在空室率は前月比プラス0.29ポイントの4.59%だった。
前向きな需要の割合が高く、大口の募集床でも成約に向けた話が進んでいるケースが散見される。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

2ヵ月連続の上昇。統計開始以来の最高値を更新

募集賃料は前月比プラス149円/坪の12,620円/坪となった。2ヵ月連続の上昇となり、募集賃料は統計開始以来の最高値を更新している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪)

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(札幌支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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