オフィスマーケットレポート(2024年10月)
【福岡市】

支店長の視点

天神エリアの大規模ビル「ONE FUKUOKA BLDG.」「(仮)ヒューリック福岡ビル建替計画」では今年12月の竣工を控え、モデルルームの見学が増えている。高い耐震性能や非常用発電機等、BCPに対応したハイスペックビルを求めるテナントが多い。
最近では貸会議室やコワーキングスペース等のテナント向け共用施設への注目度も高く、アメニティが充実したビルへの引き合いが多い傾向にある。
※2024年9月末現在および各年12月31日時点


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1995年1月1日

Ⅰ.空室率

4%台前半で推移。博多駅周辺では引き続き品薄感が漂う

空室率は前月比プラス0.09ポイントの4.37%と、前月から小幅な上昇となった。新築ビルが空室を抱えて竣工したことが主な上昇要因となっている。規模別では「大型」が前月比プラス0.5ポイントと大幅に上昇した。潜在空室率は前月比マイナス0.01ポイントの5.76%となった。
博多駅周辺では引き続き品薄感が漂っており、100坪前後の募集床の大半で成約に向けた話が進んでいる。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

前月からほぼ横ばい。15,000円/坪台前半の水準

募集賃料は前月比マイナス1円/坪の15,218円/坪となった。前月からほぼ横ばいで、15,000円/坪台前半の水準が続いている。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(福岡支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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