【梅田】大阪市最大の交通ターミナル、ショッピングタウンとしてにぎわう街
梅田エリアはJR各線の「大阪」駅や私鉄の「大阪梅田」駅、地下鉄の「梅田」駅が集まり、大阪市内最大のターミナル駅としてにぎわいます。梅田エリアには百貨店や大規模量販店などショッピング施設も揃い、買い物の楽しみも豊富です。
こうした利便性に恵まれている一方、中之島周辺やうめきた地区の広場など自然に親しめるスポットも充実しています。今後もうめきた2期地区やなにわ筋線の開業など街はますます進化する予定で、さらなる魅力アップが期待できるでしょう。
多くの鉄道が集まる梅田エリアは交通アクセスの利便性も魅力です。「大阪」駅にはJR京都線、JR神戸線、JR大阪環状線、JR宝塚線のほかJR大和路線、JR阪和線、JRゆめ咲線方面への直通電車も発着し、東海道・山陽新幹線接続の「新大阪」駅をはじめ、「京都」駅や「神戸」駅、「奈良」駅、「和歌山」駅、「ユニバーサルシティ」駅など広いエリアにダイレクトアクセスできます。
2023(令和5)年3月の「大阪」駅地下ホーム開業に伴い、「大阪」駅から「新大阪」駅を経由して、大阪府八尾市の「久宝寺」駅を結ぶJRおおさか東線の乗り入れも開始されました。このホームには、これまで「大阪」駅には停車していなかった「関西空港」へ向かう特急はるかと、和歌山方面へ向かう特急くろしおも停車するなど、利便性が大きく向上しました。
さらに「大阪」駅周辺には阪急京都線、阪急宝塚線、阪急神戸線の「大阪梅田」駅、阪神電気鉄道の「大阪梅田」駅もあり、「京都河原町」駅や「宝塚」駅、「神戸三宮」駅にも乗り換えなしで移動できます。大阪市内の移動は「梅田」駅からのOsaka Metro御堂筋線、「西梅田」駅からのOsaka Metro四つ橋線、「東梅田」駅からのOsaka Metro谷町線が利用できます。
また、梅田エリアの各駅周辺からは「伊丹空港」や「関西空港」に向かう直通バス、東北から九州まで各方面に向かう高速バスも多数発着しているので、旅行や出張の際のアクセスも便利です。
新しく開業した「大阪」駅地下ホームは、将来的には、なにわ筋線も乗り入れる計画となっています。なにわ筋線は、「大阪」駅地下ホームと、JR「難波」駅および南海本線の「新今宮」駅をつなぐ新たな鉄道路線で、2031(令和13)年春の開業をめざして整備が進められています。
なにわ筋線の開業後には、梅田エリアと「関西空港」駅とのアクセスがさらに良くなり、所要時間も短縮される計画です。また、これまで「梅田」駅と「なんば」駅を結ぶ路線といえば、Osaka Metro御堂筋線・四つ橋線だけでしたが、そこになにわ筋線が加わることで、通勤時間帯の混雑緩和も期待されています。
現在、JR「大阪」駅の北側では、うめきた2期地区と呼ばれる新たな街の開発が進んでいます。このエリアは先行開発区域として2013(平成25)年に街びらきした「グランフロント大阪」に続く開発区域で、このたび、街の名称が「グラングリーン大阪」に決まりました。街の中心部には、四季の花々を楽しめる緑豊かな都市公園が整備され、その周辺に商業施設、3つのホテル、オフィス、マンションが作られる計画です。2024(令和6)年夏頃から順次開業し、2027(令和9)年春頃には全体開業される予定となっています。
ほかにも2024(令和6)年の開業をめざして大規模な開発が進行中です。「大阪」駅西側の新駅ビルにはバスターミナルや商業施設が誕生し、旧大阪中央郵便局敷地には、商業施設「KITTE大阪」や劇場、ホテルなどが入る「JPタワー大阪」が完成する計画です。
さらに、円柱型の「大阪マルビル」の建て替え工事もいよいよ始まります。解体工事後、2025(令和7)年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)期間中は、会場へ向かうバスのターミナルとして活用され、2030(令和12)年には建て替えが完了するといいます。
梅田エリアは自然に親しめるスポットも身近です。
エリアの南、「中之島公園」には、バラ園や芝生広場が整備されており、ジョギングやウォーキングを楽しむ人々も多くいます。園内にはBBQ可能なレストランがあるほか、川岸に立ち並ぶリバービューのカフェも人気です。また、春には水上バスに乗って船の上から桜を愛でたり、冬にはイルミネーションを眺めたり、季節ごとの楽しみも数多くあります。 そして、新たに誕生する「グラングリーン大阪」の都市公園にも、屋根付きの屋外劇場やミュージアム、飲食店などが設けられる計画で、緑の中で思い思いのひと時を楽しめるようになるでしょう。
多くのショッピング施設が集まる梅田エリアは買い物の楽しみにも恵まれています。このエリアの各駅周辺には「阪急 うめだ本店」や「大丸 梅田店」、「ルクア大阪」など大規模ショッピング施設が充実しており、多彩な買い物ニーズを満たすことができます。
近年では、2019(平成31)年に「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」北側に新たな商業施設「LINKS UMEDA」がオープンしたほか、2022(令和4)年には「阪神梅田本店」の建て替え工事も完了しました。 梅田エリアにはショッピング施設に加え、シネマコンプレックスや劇場、コンサートホールといった休日のレジャースポットも揃い、多彩な休日を満喫できます。
交通、観光、ビジネス、あらゆる拠点都市でもある梅田エリアは、日々、地域住民の快適な暮らしを実現するため進化していました。
- 掲載日
- 2023/06/08
本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。記事の内容・情報に関しては、調査時点のもので変更の可能性があります。