【大阪府箕面市】豊かな自然環境と都心部へのアクセスに優れた住環境

箕面市は大阪府の北部に位置し、北には北摂山地、南には千里丘陵が広がるエリアです。近年では北大阪急行電鉄が延伸し、市内に「箕面船場阪大前」駅と「箕面萱野」駅の2駅が誕生したことでも知られるほか、大阪都心や「大阪国際空港」へのアクセスの良さから、ビジネスパーソンのベッドタウンとして人気を集めています。
自然公園法に基づき環境大臣が指定する国定公園「明治の森箕面国定公園」には、美しい紅葉や壮大な箕面大滝など景勝地があり、観光資源も充実しています。
高級住宅街として確固たる地位を築く一方で、通学路に防犯カメラを設置するなど「子育てしやすさ日本一」を掲げており、子育て世代からも支持されるエリアとなっています。

箕面市は大阪府の北西部に位置しており、市の全域が都市計画区域です。1956(昭和31)年、箕面町と豊川村が合併して誕生しました。同年、箕面大滝を中心とした府営箕面公園が設立され、観光地としての礎が築かれたことで開発が始まります。
市制施行時は4分の1が農業従事者でしたが1968(昭和43)年、阪急箕面線の前身となる箕面有馬電気軌道が開通し、大阪の都心部と直結したことで民間企業による住宅開発が活発になりました。昭和40年代に入ると、千里丘陵の開発や万国博覧会に伴う交通施設の整備が行われ「箕面」駅、「牧落」駅、「桜井」駅の沿線地域に良好な住宅地が造られました。
大阪の都心から約20キロメートル圏内の距離にあり、新御堂筋(国道423号)、国道171号など道路網が整備されています。また、阪急箕面線、北大阪急行線、阪急千里線とのバスネットワークも充実している点も特長です。「新大阪」駅や大阪国際空港、名神高速道路、中国自動車道、阪神高速道路などへもアクセスしやすく、高い交通利便性を誇ります。
企業の経営者など富裕層が住宅を構え、大阪府屈指の高級住宅街となりましたが、その閑静な雰囲気は令和となった今も変わっていません。

箕面の歴史は古く、今から3000~6000年前、縄文時代の生活や狩猟に使っていたとされる土器と石器が瀬川、新稲、稲、白島などで見つかっています。「阪急箕面」駅の南東、池の内遺跡では数棟の住居跡が見つかっていたり、桜ヶ丘と新稲の丘陵台地には6~7世紀の古墳、延喜式内社の阿比太神社が鎮座していたりと古くからこのエリアに暮らす人々がいた跡が残っています。
奈良・平安時代には南部に山陽道が通り市域の様子は変化します。この時代に開基された「箕面寺(瀧安寺)」と「勝尾寺」は、高僧である「聖」が集う寺院としても有名です。
鎌倉時代、南北朝内乱により戦場となりましたが、新しい村々が登場したのもこの頃です。後背山地の林木が「市木・売木」されたり、製炭が盛行したりと商品林業経済がエリアの暮らしを支えました。
江戸時代に入ると、豊臣秀吉の農村政策により酒造米の生産が盛んになりました。また、山間部と山麓の村々では果樹生産と製炭が栄え、瀬川・半町には幕府の宿駅制で本陣と旅宿も置かれました。
このように、数千年前から人が暮らしを営んできたエリアですから、安定した生活基盤が築かれている住み良い街と言えるでしょう。

箕面市の住環境が人々を惹きつける大きな要因となっているのが豊かな自然です。市域の3分の2、北部・中部は産地となっており、「明治の森箕面国定公園」として大切に保全されています。同園は1967(昭和42)年に「明治百年」を記念して国定公園に指定されました。
公園は、箕面市北部の低山岳地帯にあり、紅葉と落差33メートルの箕面大滝が有名です。多彩な動植物が生息する「自然の宝庫」として、自然観察やハイキングなどをする人で賑わっています。
「阪急箕面」駅から箕面大滝まで続く約2.7キロメートルは遊歩道になっています。美しい自然を感じながら気持ちよく過ごせるウォーキングコースです。滝道週末ウォーキングでは子どもからシニアまで幅広い世代が楽しんでいます。
「スノーピーク箕面自然館」には、大自然の中で本格的なキャンプなどを楽しめるキャンプフィールドがあります。ダム湖の湖畔で自然の地形を生かした90サイトのキャンプフィールドが備えられています。新緑や美しい紅葉など四季の移ろいを感じながらゆっくりとした時間の流れを満喫してみてはいかがでしょうか。
その他にも、市内には約200カ所の公園があったり、大阪市を眺望できる展望スポットがあったりと様々な楽しみ方ができます。
箕面市には阪急箕面線と北大阪急行電鉄の2路線が通っています。市の西部に暮らしている人にとって阪急箕面線は日常の足として利用することになるでしょう。「箕面」駅から「大阪梅田」駅までは、「石橋阪大前」駅で乗り換え40分程度です。「箕面」駅は始発駅なのも嬉しいですね。
北大阪急行電鉄は2024(令和6)年3月に「千里中央」駅から北へ約2.5キロメートル延伸し、新たに「箕面船場阪大前」駅と「箕面萱野」駅の2駅が誕生しました。新大阪や梅田、なんばなど、大阪都心部まで乗り換えなしでアクセスが可能になりました。また、「箕面萱野」駅にはバスターミナルが整備されたことで、地域の公共交通利便性が劇的に向上しました。
市の東部に暮らしている人は、大阪モノレール彩都線も利用可能です。始発駅である「彩都西」駅から「万博記念公園」駅までは12分、「大阪空港」駅までは35分ほどです。移動手段の幅が大きく広がります。
- 掲載日
- 2025/03/31
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