オフィスマーケットレポート(2024年11月)
【福岡市】

支店長の視点

博多駅周辺では品薄感が一段と強まっている。契約手続き中の募集床が多く、空室率は今後更に低下すると見込まれる。新たな募集床を待つテナントがいる一方、博多駅周辺だけでなく天神エリアまで広げて移転先を検討するテナントも増えている。品薄感が解消する兆しはなく、この傾向は今後も続くと予想される。
(基準日:2024年10月31日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1995年1月1日

Ⅰ.空室率

2ヵ月連続で小幅に上昇。「呉服町」が1.1ポイントの大幅な上昇

空室率は前月比プラス0.08ポイントの4.45%と、2ヵ月連続で小幅に上昇した。前月に続き、新築ビルが空室を抱えて竣工したことが主な上昇要因となっている。エリア別では「呉服町」が前月比プラス1.1ポイントと大幅に上昇した。潜在空室率は前月比プラス0.09ポイントの5.85%となった。
テナントの移転に向けた動きは拡張等の前向きな需要が中心で、今後複数の大規模ビルが竣工を迎える天神エリアでの動きが活発化している。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

3ヵ月ぶりで小幅に上昇。15,000円/坪台前半で推移

募集賃料は前月比プラス31円/坪の15,249円/坪となった。3ヵ月ぶりで上昇したものの小幅な動きに止まり、募集賃料は15,000円/坪台前半で推移している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(福岡支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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