オフィスマーケットレポート(2024年11月)
【名古屋市】

支店長の視点

移転時の内装工事費用は資材価格及び人件費の高騰により上昇傾向が続くが、人手不足を背景に工事期間も長期化している。そのため、内装設備が含まれるセットアップオフィスへの注目度が高まっている。駅至近等の好立地で30~50坪程のセットアップオフィスでは、IT系のベンチャー企業等、数年で拡張移転をするような成長段階の企業を中心に引き合いが多くなっている。
(基準日:2024年10月31日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

前月からほぼ横ばい。前向きな移転需要が活発

空室率は前月比マイナス0.03ポイントの4.27%となり、前月からほぼ横ばいだった。築浅の大規模ビルを中心に空室消化が進んだ一方、新築ビルに移転したテナントによる複数の二次空室が現空となり、わずかな動きに止まっている。潜在空室率は前月比マイナス0.05ポイントの5.65%だった。
幅広い業種において拡張移転等の前向きな移転需要が活発で、賃料水準と立地条件等のバランスが良好な築浅ビルではテナント誘致が比較的順調に進んでいる。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

ほぼ横ばい。12,000円/坪台半ばで推移

募集賃料は前月比マイナス12円/坪の12,517円/坪となった。前月からほぼ横ばいで、引き続き12,000円/坪台半ばで推移している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(名古屋支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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