オフィスマーケットレポート(2024年11月)
【大阪市 大規模ビル】

支店長の視点

御堂筋沿いのビルではテナント誘致が進み、品薄感が漂い始めている。そのため、御堂筋沿いの築年数が経過したビルだけでなく、四ツ橋や北浜といった周辺部における築20年以内のビルも含めて検討するテナントが増えている。オフィス需要の拡大傾向を背景に御堂筋の周辺部にも需要が流れつつあり、今後、成約が増えるとみられる。
(基準日:2024年10月31日)


※大規模ビル: 1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 2000年1月1日

Ⅰ.空室率

3ヵ月連続の低下。2%台が視野に入りつつある

空室率は前月比マイナス0.27ポイントの3.14%となった。3ヵ月連続の低下で、2%台が視野に入りつつある。今年竣工した新築ビルを中心に、立地やビルグレードの改善を目的とした移転により空室床の消化が進み、主な低下要因となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.14ポイントの4.93%と、2023年12月以来の4%台となった。テナントの移転に向けた動きは活発で、幅広い業種で前向きな需要が中心となっており、館内増床の事例も引き続き多い。

【図表1】空室率&潜在空室率
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

3ヵ月連続の上昇。上昇傾向に転じる兆し

募集賃料は前月比プラス158円/坪の18,707円/坪となった。3ヵ月連続の上昇となり、上昇傾向に転じる兆しが出始めている。

【図表2】募集賃料&募集面積
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【資料2】主要3区空室率
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(大阪支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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