オフィスマーケットレポート(2024年11月)
【仙台市】

支店長の視点

築年数の経過したビルや郊外のビルから主要エリアの新築ビルに移転するケースが増えている。賃料負担が増すものの、採用活動での優位性確保や人材流出の予防といった観点から新築ビルに移転しているとみられる。特に大企業ではその傾向が強く、他拠点での築浅ビルへの入居を契機に、仙台においてもビルグレードアップを実施するケースが多い。
(基準日:2024年10月31日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

前月から小幅に低下。2023年12月以来の5%台が目前に

空室率は前月比マイナス0.06ポイントの6.01%となり、前月から小幅に低下した。拡張やビルグレードの改善を目的とした移転により空室消化が進み、2023年12月以来となる5%台が目前に迫っている。潜在空室率は前月比マイナス0.02ポイントの7.31%だった。
オフィス需要はビルグレード改善等の前向きな需要を中心に堅調で、主要エリアでは空室率が示す以上に品薄感が強まっている。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

4ヵ月連続の下落。募集条件見直しの動きは広がらず

募集賃料は前月比マイナス120円/坪の11,133円/坪となった。4ヵ月連続の下落となったものの、募集条件を見直す動きは広がっていない。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(仙台支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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