オフィスマーケットレポート(2024年11月)
【札幌市】

支店長の視点

大通エリアの大型ビル「F-60」は1棟全体で募集開始されたが、全区画が内定し契約予定となっている。以前は製薬会社の自社ビルだった築浅ビルで、貸会議室や最上階のテナント共用スペースといったアメニティを備えている。賃料水準と立地条件等のバランスが良好で、様々な面積帯で順調に成約が進んでいる。足元では既存・新築ビルともにテナントの引き合いが増えつつあり、オフィス需要の更なる活発化が期待される。
(基準日:2024年10月31日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

2ヵ月連続の上昇。「大通」は2.3ポイントの大幅な上昇

空室率は前月比プラス0.24ポイントの3.35%となり、2ヵ月連続の上昇となった。新築ビルでのまとまった面積の空室が主な上昇要因となっている。エリア別では「大通」が前月比プラス2.3ポイントと、前月に続いて大幅な上昇となった。潜在空室率は前月比マイナス0.06ポイントの4.75%だった。
オフィス需要は小口の面積帯が中心で、大口の募集床ではテナント誘致に時間を要するケースが散見される。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

2ヵ月連続で小幅な下落。12,000円/坪台半ばの水準を維持

募集賃料は前月比マイナス32円/坪の12,468円/坪となった。2ヵ月連続の下落となったが小幅な動きであり、12,000円/坪台半ばの水準を維持している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(札幌支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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