オフィスマーケットレポート(2024年12月)
【仙台市】

支店長の視点

主要エリアの新築ビルは順調にテナント誘致が進み、軒並み高稼働となっている。新築ビルに移転したテナントによる二次空室は館内増床で成約するケースも多く、予想以上に外部募集が生じなかったことから、既存ビルの募集床も限定的な水準になっている。そのため、大口の募集床は選択肢が少なく、リーシング活動が長期化していた空室にも引き合いが生じている。
(基準日:2024年11月30日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

3ヵ月連続の低下。2023年12月以来の5%台

空室率は前月比マイナス0.23ポイントの5.78%と3ヵ月連続で低下し、2023年12月以来の5%台となった。主要エリアの大規模ビルを中心に、建替えに伴う移転や館内増床等で空室床の消化が進み、主な低下要因となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.10ポイントの7.21%だった。
テナントの移転に向けた動きは堅調で、主要エリアの募集床には品薄感が一段と強まっている。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

5ヵ月ぶりで小幅に上昇。11,000円/坪台前半での動きが継続

募集賃料は前月比プラス42円/坪の11,175円/坪となった。5ヵ月ぶりで小幅に上昇したものの、11,000円/坪台前半での動きが続いている。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(仙台支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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