多摩川に面した府中は、緩やかな時間の流れる自然豊かなエリアで、里山の風景を今でも残すスポットが点在しています。多摩川沿いに広がる「四谷の田園」は、田植えの季節ともなると用水路に水が流れ、昔ながらの田園風景が広がります。
府中唯一の山である「浅間山」は、太古の時代に多摩川が削り残した台地と言われています。山といっても標高は約80mしかなく、山頂までは坂道の少ない道のりに。コナラやクヌギといった雑木林のほか、5月中旬頃にはこの山だけに自生するムサシノキスゲの黄色い花を目で楽しむことができます。
昔のままの面影を残す「武蔵台の雑木林」も絶好の散歩スポット。コナラやクヌギ、アカマツといった木々が立ち並び、深い緑の香りとたっぷりのマイナスイオンに癒されることでしょう。
また、手軽に農業体験ができるのも府中ならでは。65歳以上の方なら無料で農耕地を利用できる「市民農園」の制度をはじめ、農業体験ができる農園も充実。農業初心者でも、援農ボランティアなどのサポートもあるので、アグリライフ(農のある暮らし)を夢見る方にはうれしい環境です。
約1,300年前に遡る武蔵国の時代には国府が置かれ、政治・経済、文化の中心地として栄えた府中。江戸時代には宿場町としても賑わい、さまざまな文化が育まれました。
ゆえに歴史スポットとしての見どころも多く、その代表格とも言えるのが都内でも屈指の古社で東京五社の一つ「大國魂神社」。毎年5月に開かれる大祭「くらやみ祭り」では華麗な神輿と日本一の大太鼓が繰り出し、多くの観光客で賑わいます。
そして、大國魂神社から府中駅へと続く参道には立派なけやき並木が続きます。この「馬場大門けやき並木」は、源頼義、義家父子が奥州安倍一族の乱を鎮圧した帰途、けやきの苗1,000本を寄進したことに始まるといわれ、けやき並木として日本で唯一の天然記念物に指定されています。
また、古民家などの復元建築物や貴重な展示物が楽しめる「府中市郷土の森博物館」や、江戸時代から現代に至る日本美術コレクションを鑑賞できる「府中市美術館」など、歴史の造詣を深めることのできる施設も充実。府中の歴史を目で見て肌で感じながら街を散策する…。そんな贅沢なひとときをこの街で過ごしてみてはいかがでしょうか。
ファミリー層が多い府中の魅力は、なんといっても“暮らしやすさ”。再開発が進む府中駅界隈には「伊勢丹府中店」や「フォーリス」、「くるる」といった大型ショッピングモールが立ち並びます。一方、「国際通り」は下町風情にあふれた商店街で、昔ながらの飲食店街が軒を連ねています。
高層階のレストランでディナーを味わうもよし、昭和レトロな雰囲気でお酒をたしなむのもよし。食べ歩きを楽しむうちに、お気に入りのお店も増えていくことでしょう。
また、京王線で新宿まで約25分という都心へのアクセスの良さに加えて、交通の利便性にも優れています。市内を巡回するコミュニティバスは路線も豊富で、買い物やお出かけにも便利。さらには羽田空港への高速バスの発着所もあり、遠方への旅行の際に役立ちます。
こういった利便性はシニアにとって暮らしやすい街の必須条件。高度専門医療を行う「東京都立多摩総合医療センター」や「東京都立神経病院」などの医療機関や福祉関連施設も充実していて、健康面のサポートも安心です。
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