オフィスマーケットレポート(2025年1月)
【福岡市】

支店長の視点

今年の新規供給は約1.8万坪となる予定だが、天神エリアでは2棟の大規模ビルが竣工を控え供給が集中する。そのためテナントの移転に向けた動きが活発な状況が続いているが、来年も当該エリアで2棟の大規模ビルが竣工予定となっている。まとまった面積の供給が続くことから、供給を上回るような需要が創出されるか今後の動向が注目される。
(基準日:2024年12月31日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1995年1月1日

Ⅰ.空室率

前月から上昇。「天神」は2.0ポイントの大幅な上昇

空室率は前月比プラス0.46ポイントの4.72%と、前月から上昇した。複数の新築ビルが空室を抱えて竣工したことが主な上昇要因となっているが、商談中の募集区画もあり、今後は空室消化が進むとみられる。エリア別では「天神」が前月比プラス2.0ポイントの大幅な上昇となった。潜在空室率は前月比プラス0.37ポイントの6.08%だった。
博多駅周辺では多くの現空床で成約に向けた話が進んでおり、品薄感が一段と強まっている。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

小幅な上昇が3ヵ月連続。2000年以降の最高値更新が続く

募集賃料は前月比プラス100円/坪の15,381円/坪となった。小幅な上昇が3ヵ月連続となり、2000年以降の最高値更新が続いている。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(福岡支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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