マーケット
オフィスマーケットレポート(2025年1月)
【名古屋市】
支店長の視点
2021年~2024年は毎年1万坪を超えるまとまった面積の新規供給があったものの、2025年は約5千坪と比較的低水準に止まる。大規模ビルは「名古屋伏見Kフロンティア」の1棟で、必然的に移転を検討するテナントの注目を集めると考えられる。昨年竣工したビルへ移転したテナントの二次空室は概ね消化され、足元のオフィス需要は活発化していることから、需給バランスは引き締まり傾向が続くとみられる。
(基準日:2024年12月31日)
※空室率: | 貸付総面積に対する「現空面積」の割合 |
※潜在空室率: | 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象 |
※募集面積: | 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計 |
※統計開始: | 1994年1月1日 |
Ⅰ.空室率
3ヵ月連続の低下。2021年5月以来の3%台が目前に
空室率は前月比マイナス0.13ポイントの4.06%となった。3ヵ月連続の低下で2021年5月以来の3%台が目前に迫っている。主要エリアの大規模ビルを中心に、新規開設や集約移転等で空室床の消化が進み、主な低下要因となった。潜在空室率は前月比マイナス0.15ポイントの5.36%だった。
オフィス需要は幅広い業種で活発で、大口の面積帯や築浅で高価格帯のビルでも成約事例が増えている。
Ⅱ.募集賃料
前月から上昇。12,000円/坪台半ばでの小幅な動き
募集賃料は前月比プラス109円/坪の12,629円/坪となった。前月から上昇したが、12,000円/坪台半ばでの小幅な動きが続いている。
Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪)
※規模 (1フロア面積) |
・大規模(200坪以上) ・大型(100坪以上200坪未満) ・中型(50坪以上100坪未満) ・小型(20坪以上50坪未満) |
※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。
Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)
Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)
※募集賃料:共益費込
※外税表示
提供:三幸エステート株式会社(名古屋支店)
会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。
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