オフィスマーケットレポート(2025年1月)
【仙台市】

支店長の視点

今年5月には、せんだい都心再構築プロジェクトの第2号である「NANT仙台南町」が竣工を予定する。今年の新規供給は当該ビルの2千坪超のみで、昨年に続き低水準に止まる見込みとなっている。また、大規模ビルは再来年まで供給予定が無いことから注目度が高い。足元のオフィス需要が堅調なことに加え、主要エリアでは募集床の品薄感が強く、今後も需給バランスは引き締まった状態が続くとみられる。
(基準日:2024年12月31日)


※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 1994年1月1日

Ⅰ.空室率

4ヵ月連続の低下。「大規模」は2023年12月以来の5%台

空室率は前月比マイナス0.14ポイントの5.64%となり、4ヵ月連続の低下となった。主要エリアの新築・築浅ビルを中心に、拡張やビルグレード改善目的の移転等で空室床の消化が進み、主な低下要因となっている。規模別では「大規模」が2023年12月以来の5%台に低下した。潜在空室率は前月比マイナス0.20ポイントの7.01%だった。拡張移転等の前向きな需要の割合が高く、オフィス需要は引き続き堅調な状態にある。

【図表1】空室率&潜在空室率(全規模)
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

2ヵ月連続で上昇。11,000円/坪台で推移

募集賃料は前月比プラス236円/坪の11,411円/坪となった。2ヵ月連続で上昇したものの小幅な動きであり、引き続き11,000円/坪台で推移している。

【図表2】募集賃料&募集面積(全規模)
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【資料2】主要エリア空室率(全規模)
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(仙台支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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