マーケット
オフィスマーケットレポート(2025年4月)
【仙台市】
支店長の視点
せんだい都心再構築プロジェクト第2号案件となる「NANT仙台南町」は今年5月の竣工を控え、外壁が見え始めている。今年の新規供給は当該ビル1棟のため、移転を検討するテナントからの関心は高く、順調に内定が進んでいる。主要エリアでは品薄感が強まっており、今後、新築ビルに移転するテナントの二次空室がどの程度発生するかについても注目される。
(基準日:2025年3月31日)
※空室率: | 貸付総面積に対する「現空面積」の割合 |
※潜在空室率: | 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象 |
※募集面積: | 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計 |
※統計開始: | 1994年1月1日 |
Ⅰ.空室率
2ヵ月連続で小幅な低下。オフィス需要は引き続き堅調
空室率は前月比マイナス0.06ポイントの5.58%となり、2ヵ月連続で小幅な低下となった。主要エリア内での拡張移転や、周辺エリアからの集約移転等で空室床の消化が進んでいる。潜在空室率は前月比マイナス0.14ポイントの7.02%だった。
拡張移転等の前向きな需要の割合が高く、オフィス需要は引き続き堅調な状態にある。主要エリアでは大口の募集床は限定的な水準が続き、品薄感が強まっている。


Ⅱ.募集賃料
5ヵ月連続の上昇。募集条件を見直す動きは限定的
募集賃料は前月比プラス107円/坪の11,706円/坪となった。5ヵ月連続の上昇となったものの、募集条件を見直す動きは限定的な水準に止まっている。


Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪)


※規模 (1フロア面積) |
・大規模(200坪以上) ・大型(100坪以上200坪未満) ・中型(50坪以上100坪未満) ・小型(20坪以上50坪未満) |
※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。
Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

※募集賃料:共益費込
※外税表示
提供:三幸エステート株式会社(仙台支店)
会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。
企業不動産に関するお悩み・ご相談はこちらから
関連記事

<2025年1月オンデマンド配信>【前編】どうなる?2025年の不動産市場!~最注目アセットの1年後のキャッ...
大人気『次長・課長シリーズ』第四弾! 2025年の最も注目すべきアセットを徹底解説!ご好評いただいております次長課長コンビが、今回は「2025年の注目すべきアセット」をテーマに、前後編の2本立てで、様々な視点から「楽しく」「分かりやすく」解説します。本動画は前編です。

<2025年1月オンデマンド配信>【後編】どうなる?2025年の不動産市場!~最注目アセットの1年後のキャッ...
大人気『次長・課長シリーズ』第四弾! 2025年の最も注目すべきアセットを徹底解説!ご好評いただいております次長課長コンビが、今回は「2025年の注目すべきアセット」をテーマに、前後編の2本立てで、様々な視点から「楽しく」「分かりやすく」解説します。本動画は後編です。