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オフィスマーケットレポート(2025年4月)
【札幌市】
支店長の視点
南口エリアでは、札幌西武跡地を含む「札幌駅南口北4西3地区再開発」が着工した。オフィス・商業の複合ビルで、2028年7月の竣工予定となる。「(仮)北5西1・西2地区再開発」でもバスターミナルを含む商業施設が2030年度、オフィスを含むタワー棟が2034年度の竣工を目指すと発表された。複数の大規模再開発が進行しており、オフィスストックの更新だけでなく札幌駅前の印象が大きく変わることが期待されている。
(基準日:2025年3月31日)
※空室率: | 貸付総面積に対する「現空面積」の割合 |
※潜在空室率: | 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象 |
※募集面積: | 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計 |
※統計開始: | 1994年1月1日 |
Ⅰ.空室率
前月から小幅な低下。「大規模」は2024年9月以来の2%台
空室率は前月比マイナス0.05ポイントの3.04%と、前月から小幅な低下となった。拡張や立地改善を目的とした移転により、主要エリアの新築・築浅ビルを中心に空室消化が進んでいる。規模別では「大規模」が2024年9月以来の2%台に低下した。潜在空室率は前月比マイナス0.22ポイントの4.41%だった。
オフィス需要は活発で、大口の移転需要も増加傾向にある。幅広い業種で新規開設の依頼も多い。


Ⅱ.募集賃料
3ヵ月連続の下落。12,000円/坪台での動きが継続
募集賃料は前月比マイナス204円/坪の12,321円/坪となった。3ヵ月連続の下落となったものの、募集賃料は12,000円/坪台での動きが継続している。


Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪)

※規模 (1フロア面積) |
・大規模(200坪以上) ・大型(100坪以上200坪未満) ・中型(50坪以上100坪未満) ・小型(20坪以上50坪未満) |
※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。
Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

※募集賃料:共益費込
※外税表示
提供:三幸エステート株式会社(札幌支店)
会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。
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