掲載物件一覧は、2024年11月2日時点の情報を基に表示しています。
マンション等級評価制度とは、マンションの管理状態や管理組合運営の状態を6段階で評価し、インターネットを通じて情報を公開する仕組みです。マンションの管理状態は、資産価値にも影響しうる大切な指標ですが、これまで明確な評価基準がありませんでした。そこで弊社は、2022年4月に一般社団法人マンション管理業協会により開始された評価基準を「ノムコム」で公開し、マンションの売買をご検討の皆様にお役立ていただけるように致しました。
詳細はこちら
総合評価100点
マンション等級評価とは、マンション管理組合申請のもと、一般社団法人マンション管理業協会が策定した評価基準に基づきマンション管理の専門家である評価者が、マンションの管理状態や管理組合運営を5つの観点で30項目をチェックし、現在の管理状況を6段階で評価した制度です。
★★★★★:90~100点(特に優れている) ★★★★☆:70~89点(優れている) ★★★☆☆:50~69点(良好) |
★★☆☆☆:20~49点(一部改善が必要) ★☆☆☆☆:1~19点(管理に問題あるが情報開示あり) ☆☆☆☆☆:0点以下(管理不全の疑いあり) |
点数を決める要素 カテゴリー別の専門性
点数はカテゴリーごとに設定しています。例えば、耐震性の点数が高くても、管理組合収支の点数が低いといったケースが存在します。
マンションの管理状態は5つのカテゴリーに分類されています。
1.管理体制:円滑な組合運営のための基本的事項について
良好なマンション管理を行うためには、管理組合の体制作りや適切な運営、ルールが必要となります。それらを確認するため、管理組合の事業計画、総会の定期開催や管理規約の有無、会計及び業務監査機能といったポイントをチェックします。
2.建築・設備:マンションを長く使うための維持管理体制について
建物を健全に維持するために必要な定期保守点検の内容や計画的な修繕計画の有無を確認します。
保守点検では、法定点検を基に、建物・設備の経年による機能維持、劣化、汚破損等について、定期的・継続的な点検が行われているかチェックします。
3.管理組合収支:組合運営のための安定的な財務基盤について
マンション管理を行う上で根幹的な事項となる管理費の徴収状況について確認し、滞納発生状況及び滞納住戸への対応状況をチェックします。
また長期的な修繕工事の資金計画をチェックします。
4.耐震診断関係:マンションを長く安心して住まうための耐震関係について
昭和56年5月31日以前に着工した旧耐震基準のマンションは、耐震性が必ずしも十分とは言えないことがあります。そのため、耐震診断実施の有無や診断結果の確認、また結果を踏まえ耐震改修工事を実施した場合にはその状況等をチェックしています。
5.生活関連:快適に住むための環境づくりについて
日常的なトラブルの防止や防災減災、防犯などの観点から消防訓練や防災訓練等実施されているかを確認します。また、防災マニュアルや居住者名簿が作成されているか、災害時における安否確認の体制作りがされているかなど、基本的対策が備えられているかをチェックします。
マンション管理のプロフェッショナルである評価者(一般社団法人マンション管理業協会指定の講習を修了した管理業務主任者またはマンション管理士の資格保有者)が、客観的な評価基準を用いて評価し、各項目の点数を足した合計点により、6段階評価を行います。
※配点は項目ごとに異なります。