「中古購入」×「リフォーム」をしよう! 「中古購入」×「リフォーム」をしよう!
中古物件のチェックポイント

リフォームをしようと計画していても、マンションには管理規約の制限、構造的な制約などがあり、すべて思い通りにできるとは限りません。
いざリフォームしようとしたら「希望どおりのリフォームができなかった」ということがないよう、物件選びの段階からチェックしましょう。

CHECK1 リフォームしやすい構造とは? 「ラーメン構造」と「壁式構造」

マンションの構造には大きくわけて「ラーメン構造」と「壁式構造」の2つがあります。

ラーメン構造

鉄筋コンクリート造のマンションで主流の構造です。
柱と梁で建物を支える構造ですので、間仕切り位置の変更などのリフォームが比較的行いやすい構造です。

壁式構造

柱や梁がなく、耐力壁という壁で建物を支える構造です。
柱や梁の出っ張りが少ないので室内がすっきりするというメリットがありますが、間仕切りが耐力壁になる場合もあるため、間仕切り位置の変更が難しくなるといった制約があります。

CHECK2 エアコン設置用のスリーブをチェック!

基本的にエアコンを設置するためのスリーブ(専用の穴)がないとエアコンは設置できません。
後からスリーブを新設することも不可能ではありませんが、構造躯体に穴を空ける工事になり、通常許可はされません。
築年数が古いマンションでは廊下側の居室にスリーブがないケースもありますのでチェックが必要です。

CHECK3 フローリングには多くの制限が!

フローリング工事は下の階への配慮から、管理組合の許可、階下の所有者の許可を必要とするケースがほとんどです。
また、許可されるケースでも遮音等級LL-40以上などの条件がある場合がありますので、
規約の確認、場合によっては周辺住民への事前確認が必要です。

CHECK4 IHクッキングヒーターの設置は可能??

マンションでもIHクッキングヒーターをキッチンに組み込むことは可能ですが、
60A以上の電気容量と200V専用電源を引けることが条件になることがあります。
電気容量をアップしようとしても、マンションの場合は建物全体の容量の関係で出来ないことがありますので、事前にチェックしてください。

CHECK5 床暖房の設置は可能??

給湯、温水式の床暖房をあらたに設置することは、温水パイプや床暖房パネルを敷設する必要があるため大がかりな工事になります。
電気式床暖房も普及していますが、床材の厚さ(ドアが開かなくなったり、ドアを交換したりしなければならないケースも)の確認、
IHクッキングヒーターと同様で電気容量の確認などが必要です。

CHECK6 リフォームできる箇所、できない箇所?「共用部分」と「専有部分」

マンションは「共有部分」と「専有部分」に分かれおり、個人でリフォームのできる範囲は「専有部分」です。
ベランダ、玄関ドア、窓サッシは共用部分で、原則共用部分はリフォームは出来ません。
その他、専有部分であっても壁や梁などのコンクリート部分(構造躯体)は穴を開けたりすることができない場合がほとんどです。
大がかりなマンションリフォームを行う場合には注意してください。