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中古戸建ての全国平均価格は前年割れ

2023年05月16日

不動産流通推進センターは、4月に全国の指定流通機構に成約報告があった売買の取引事例のうち、既存住宅の動向を公表した。

全国平均で、中古マンションの成約価格は3523万円(前年同月比4.42%増)となり、35カ月連続で前年を上回った。前月と比べると同額。中古戸建ての成約価格は2565万円(1.99%減)で、5カ月ぶりに前年割れ。前月の2672万円と比べても下落した。

全国の中古マンションの成約件数は5641件(7.21%減)で前年を下回った。m2単価は53.39万円(4.18%増)を記録し、成約価格と同じく35カ月連続で上昇した。

地域別でみると、首都圏の成約価格は4539万円(3.44%増)で前年を超え、前月の4495万円も上回った。成約件数は、前年を下回る2886件(4.82%減)にとどまった。

近畿圏は成約価格2728万円(5.78%増)となり、前月の2788万円を下回った。成約件数は1385件(9.18%減)。中部圏は成約価格が2335万円(6.86%増)、成約件数は363件(16.36%減)。

全国の中古戸建ての成約件数は3284件(2.64%減)で、前年より減少した。エリア別で首都圏は3959万円(5.43%増)となり、前年を上回ったが、前月の3968万円をわずかに下回った。

成約件数は969件(11.26%減)。近畿圏の成約価格は2147万円(5.83%減)で前月の2405万円から1割以上の下落となった。成約件数は959件(0.42%減)でほぼ横ばいだった。中部圏の成約価格は2315万円(1.45%減)で前年割れしたが、前月の2312万円と比較してほぼ変わらず。成約件数は278件(5.12%減)。

(提供:日刊不動産経済通信)

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