23年度は売り物件の新規登録が大幅増加
2024年04月22日
不動産流通推進センターは、全国の指定流通機構による23年度(23年4月~24年3月)と24年3月のレインズシステムの活用状況を公表した。
売り物件で23年度の新規登録件数は、142万3100件と前年度より14.5%の大幅増加だった。成約報告件数は18万3023件で前年度比5.1%の増加で、成約率は12.9%。24年3月は、売り物件の新規登録件数が12万6273件(前年同月比5.8%増)、成約報告件数は1万9002件(14.8%増)、総登録件数は41万2612件(18.5%増)と、それぞれ増加した。
売り物件の23年度の新規登録は地域別に、首都圏の66万9637件が牽引して前年度比18.6%の増加。近畿圏も24万398件と前年度より15.9%の増加で、2つの地域を足すと全国の63.9%に達した。
全体の過半数を首都圏と近畿圏で占めるのは5年連続。全国の他の地域も、中国地域を除いて前年度を上回る新規登録があった。取引態様別で、媒介契約が89万8619件となり、前年度から8.4%の増加。売主は50万2120件と前年度比27.3%の大幅な増加で、代理も2万2361件で前年度より14.5%増加した。
24年3月の売り物件は、新規登録を取引態様別に媒介契約は8万697件(7.1%増)、売主が4万3540件(3.6%増)、代理は2036件(5.2%増)だった。
地域別で、首都圏の5万8982件(3.0増)や近畿圏の2万2303件(11.4%増)など8地域で前年超え。成約報告件数は取引態様別で、媒介契約が1万5389件(11.9%増)、売主が3531件(29.4%増)、代理が82件(22.4%増)。地域別では全10地域が増加し、首都圏の7007件(13.7%増)を始め2ケタ増も目立った。
(提供:日刊不動産経済通信)
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