売り物件の成約件数、前年を1割上回る
2024年05月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構(レインズ)による4月のレインズシステムの活用状況をまとめた。
売り物件の成約報告件数は1万6400件(前年同月比11.1%増)で11カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は12万5446件(7.9%増)で16カ月連続の前年超え。総登録件数は41万4477件(16.6%増)で23カ月連続で前年を上回った。
取引態様別に売り物件の新規登録件数をみると、媒介契約は8万1322件(7.3%増)だった。売主は4万2097件(9.2%増)で、代理は2027件(8.8%増)。成約報告件数では、媒介契約が1万3458件(9.1%増)、売主が2872件(21.6%増)、代理が70件(4.5%増)だった。
地域別の売り物件の新規登録では、全10エリアが前年より増加した。首都圏が5万8612件(6.2%増)と堅調に増加したほか、近畿圏の2万1772件(12.3%増)と中部圏の9303件(11.5%増)は、それぞれ前年より2ケタ増だった。北海道は4606件(7.5%増)、九州も9777件(9.1%増)など、大都市圏を含むエリアで堅調な増加が多くみられた。
売り物件の成約件数は地域別で、9エリアが前年を上回った。首都圏の6012件(10.9%増)と九州の1274件(20.1%増)に加えて、北海道の849件(15.8%増)、東北の673件(14.3%増)、中部4県の633件(28.1%増)、中国の716件(20.3%増)は2ケタ増だった。近畿圏の4017件(7.5%増)や中部圏の1375件(7.3%増)も前年超えで、四国の159件(24.6%減)のみ前年割れだった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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