マーケット
オフィスマーケットレポート(2025年2月)
【名古屋市】
支店長の視点
2026年3月竣工予定の「ザ・ランドマーク名古屋栄」は地上41階建てのオフィス・ホテル・シネコン・商業施設からなる複合ビルで、既に多くの引き合いを集めており、テナントの内定も進んでいる。栄エリアでは2026年に3棟の大規模ビルが竣工を予定し、供給が集中することから、テナントの移転に向けた動きが活発な状況になっている。
(基準日:2025年1月31日)
※空室率: | 貸付総面積に対する「現空面積」の割合 |
※潜在空室率: | 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象 |
※募集面積: | 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計 |
※統計開始: | 1994年1月1日 |
Ⅰ.空室率
前月から小幅な動き。2021年5月以来の3%台が目前
空室率は前月比マイナス0.05ポイントの4.01%となった。新築ビルに移転したテナントの二次空室が生じた一方、立地やビルグレード改善目的の移転により空室消化が進んだ。前月からは小幅な動きながらも、空室率は4ヵ月連続の低下で2021年5月以来の3%台が目前となっている。
潜在空室率は前月比プラス0.06ポイントの5.42%だった。テナントの移転に向けた動きは拡張等の前向きな動機が多く、賃料水準と立地条件等のバランスが良好な築浅ビルでは品薄感が出始めている。


Ⅱ.募集賃料
前月から下落。小幅な動きが継続
募集賃料は前月比マイナス83円/坪の12,546円/坪となった。前月から下落したが、12,000円/坪台半ばでの小幅な動きが継続している。


Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪)


※規模 (1フロア面積) |
・大規模(200坪以上) ・大型(100坪以上200坪未満) ・中型(50坪以上100坪未満) ・小型(20坪以上50坪未満) |
※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。
Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

※募集賃料:共益費込
※外税表示
提供:三幸エステート株式会社(名古屋支店)
会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。
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