●主要行政区別マンション化率ランキングの第1位は千代田区の 83.00％となったが、2014 年の 86.18％をピークに低下し続けている。中央区や港区を含めた都心 3 区では非常に高い値を誇っているが、今回は①ストック戸数の増加分が直近のピーク時よりも半減、②世帯数の増加分が高水準であることに起因して軒並み縮小に転じた。大阪市中央区では普及が加速したことで、近畿圏で初めて70％の大台突破となった。

●最も伸びが大きかったのは大阪市浪速区（第 60 位、31.30％）の2.68ポイントで、全国で2ポイント以上も拡大したのは横浜市西区と名古屋市中区を含めた 3 行政区のみ。

なお、今回比較的大きく拡大した行政区の中には、"箱もの"だけが増加した京都府や沖縄県といったリゾートエリアに位置するもの、慢性的な世帯数の減少で"ネガティブなマンション普及"が進む三浦市や勝浦市などの郊外エリアも散見され始めている。

マンション化率　主要行政区版