オフィスマーケットレポート(2024年12月)
【大阪市 大規模ビル】

支店長の視点

11月に竣工した「グラングリーン大阪 パークタワー」は高稼働での竣工となった。竣工の半年前頃から優良企業の移転が順次リリースされ、それらが呼び水となりテナント誘致が更に進んだ。今年は「JPタワー大阪」「イノゲート大阪」等、梅田エリアの大規模ビルが相次いで竣工したことで話題性が高まり、相乗効果を生んでいる。
(基準日:2024年11月30日)


※大規模ビル: 1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※空室率: 貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率: 貸付総面積に対する「募集面積」の割合。既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※募集面積: 各統計日において公開されているテナント募集面積の合計
※統計開始: 2000年1月1日

Ⅰ.空室率

前月から大幅な上昇。「北区」は前月比1.6ポイントの上昇

空室率は前月比プラス0.55ポイントの3.69%と、前月から大幅に上昇した。複数の新築ビルが空室を抱えて竣工したことが上昇要因だが、契約手続き中の募集区画が複数あり、今後は空室消化が進むとみられる。エリア別では「北区」が前月比プラス1.6ポイントの大幅な上昇となった。潜在空室率は前月比プラス0.41ポイントの5.34%だった。
御堂筋沿いでは品薄感が漂い始めており、周辺部まで広げて移転するビルを検討するテナントが増えている。

【図表1】空室率&潜在空室率
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【資料1】規模別空室率
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Ⅱ.募集賃料

4ヵ月ぶりで小幅な下落。18,000円/坪台後半で推移

募集賃料は前月比マイナス65円/坪の18,642円/坪となった。4ヵ月ぶりで下落したものの小幅な動きに止まっており、18,000円/坪台後半で推移している。

【図表2】募集賃料&募集面積
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【資料2】主要3区 空室率
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Ⅲ.エリア別募集賃料(円/坪) 

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※規模
(1フロア面積)
・大規模(200坪以上)
・大型(100坪以上200坪未満)
・中型(50坪以上100坪未満)
・小型(20坪以上50坪未満)

※「-」は、調査時点においてテナント募集を行ったビルが少なかったため、適正データが算出できなかったエリアです。

Ⅳ.空室率の推移(6大都市 大規模ビル)

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Ⅴ.募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)

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※募集賃料:共益費込
※外税表示

提供:三幸エステート株式会社(大阪支店)

会社HP:https://www.sanko-e.co.jp/
当レポートは情報提供を目的とし、情報の正確性に十分配慮して作成されておりますが、その内容を保証するものではありません。使用にあたっては貴社の責任と判断にてお願い致します。

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