不動産サイト nomu.com > 不動産コラム > 不動産価格の話題 > Vol.274 野村不動産アーバンネット実勢調査による2013.7.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向

地価や不動産の法律・税制、時事の話題などの情報を、さまざまな視点から解説・紹介しております。

不動産価格の話題

2013/07/05Vol.274不動産価格

野村不動産アーバンネット実勢調査による2013.7.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向

当社が3ヶ月ごとに実施している「住宅地価格調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。
本報告は、野村不動産アーバンネットの各部センターの営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。

首都圏の住宅地価格・中古マンション価格ともに、四半期ベースの比較で変動率がプラス

4-6月期の「住宅地価格」は、首都圏エリア平均では0.8%(前回△0.0%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が30.0%(前回18.6%)、「横ばい」が68.6%(前回74.3%)、「値下がり」が1.4%(前回7.1%)となり、値下がり地点と横ばい地点が減少し、値上がり地点が増加しています。エリア別の平均変動率では9四半期ぶりに全てのエリアでプラスとなりました。

4-6月期の「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で0.4%(前回△0.1%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が26.0%(前回14.9%)、「横ばい」が62.8%(前回72.1%)、「値下がり」が11.2%(前回13.0%)となり、値下がり地点と横ばい地点が減少し、値上がり地点が増加しています。エリア別の平均変動率では千葉県を除いてプラスとなりました。

年間ベースでは、住宅地価格・中古マンション価格ともに前回に続き値下がり率が縮小

年間ベースの住宅地価格変動率は、首都圏エリア平均で△0.6%(前回△2.3%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が32.9%(前回13.6%)、「横ばい」が39.3%(前回39.3%)、「値下がり」が27.9%(前回47.1%)となり、値下がり地点が減少し、値上がり地点が増加しました。エリア別の平均変動率では東京都区部、都下でプラスに転じました。

年間ベースの中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で△1.2%(前回△2.7%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が23.7%(前回8.4%)、「横ばい」が27.0%(前回29.8%)、「値下がり」が49.3%(前回61.9%)となり、値下がり地点と横ばい地点が減少し、値上がり地点が増加しました。エリア別の平均変動率では東京都区部でプラスに転じました。

企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課

地価や不動産の法律・税制、時事の話題などの情報を、さまざまな視点から解説・紹介しております。