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不動産価格の話題

2015/01/15Vol.286不動産価格

野村不動産アーバンネット実勢調査による2015.1.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向

当社が3ヶ月ごとに実施している「住宅地価格調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。
本報告は、「野村の仲介+」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。
調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。

四半期ベースの変動率は7四半期連続でプラス、増加率は同期間中で最大

10-12月期の「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均では0.9%(前回0.4%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が35.5%(前回25.5%)、「横ばい」が58.6%(前回71.3%)、「値下がり」が5.9%(前回1.3%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少しています。エリア別の平均変動率では千葉を除いてプラスとなりました。

10-12月期の「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で0.5%(前回0.3%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が33.5%(前回21.7%)、「横ばい」が56.4%(前回75.1%)、「値下がり」が10.1%(前回3.2%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少しています。エリア別の平均変動率では全エリアでプラスとなりました。

年間ベースの変動率は5四半期連続でプラス、増加率は同期間中で最大

年間ベースの「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均で2.0%(前回1.4%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が53.3%(前回49.7%)、「横ばい」が37.5%(前回38.9%)、「値下がり」が9.2%(前回9.6%)となり、値上がり地点が増加し、横ばい地点と値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では千葉を除いてプラスとなりました。

年間ベースの「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で1.5%(前回1.1%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が50.5%(前回46.6%)、「横ばい」が32.6%(前回34.8%)、「値下がり」が17.0%(前回18.6%)となり、値上がり地点が増加し、横ばい地点と値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では千葉を除いてプラスとなりました。

 

注)このグラフは前回調査(3ヶ月毎)との変動率を時系列にプロットしています。
 
 

 

【関連リンク】
2015.1.1時点「住宅地価格」「中古マンション価格」実勢調査データはこちら

企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課

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