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不動産価格の話題

2016/07/07Vol.292不動産価格

野村不動産アーバンネット実勢調査による2016.7.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向

野村不動産アーバンネットが3ヶ月ごとに実施している「住宅地価格調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。
本報告は、「野村の仲介+」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。
調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。

四半期ベースの変動率は、中古マンション・住宅地価格ともに、2013年7月調査から連続してプラス、エリア別平均でも全エリアでプラス維持

4-6月期の「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均では0.3%(前回0.4%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が17.1%(前回20.3%)、「横ばい」が81.6%(前回78.4%)、「値下がり」が1.3%(前回1.3%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点が減少しています。エリア別の平均変動率では全エリアでプラスを維持しました。

4-6月期の「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で0.3%(前回0.3%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が23.0%(前回20.6%)、「横ばい」が72.0%(前回76.0%)、「値下がり」が5.0%(前回3.4%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少しています。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスを維持しました。

年間ベースの変動率は、2014年1月調査から連続してプラス。住宅地価格・中古マンション価格ともに全エリアでプラスを維持

年間ベースの「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均で1.6%(前回1.8%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が44.9%(前回48.4%)、「横ばい」が48.7%(前回45.1%)、「値下がり」が6.3%(前回6.5%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点と値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスを維持しました。

年間ベースの「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で1.8%(前回2.4%)

年間比較では、「値上がり」を示した地点が47.3%(前回52.8%)、「横ばい」が43.9%(前回36.5%)、「値下がり」が8.8%(前回10.7%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点と値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスを維持しました。

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企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課

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