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社会動向の話題

2013/06/03Vol.272社会動向

年齢別インターネット普及と年代別不動産購入

総務省の公表する平成24年版情報通信白書によると、平成23年末のインターネット利用者数は、平成22年末より148万人増加して9,610万人(前年比1.6%増)、人口普及率は79.1%(前年差0.9ポイント増)となっています。パソコンや携帯電話以外にスマートフォンやタブレット型端末の普及も手伝い、いまや情報取得手段として無くてはならないインフラとなっています。
ここ数年高年齢者層の利用が、引続き増加傾向となっています。
※グラフはすべて総務省「平成23年通信利用動向調査」をもとに野村不動産アーバンネットにて作成しました。

総務省の調査によれば、平成23年末における個人の世代別インターネット利用率に関し、13歳~49歳の年齢層ではじつに9割を超しています。いっぽう60歳以上では、未だ利用率はそこまで高くはないものの、継続して増加傾向となっています。特に65~69歳、70~79歳の層では、ここ3年間で大きく伸びている事がわかります。(図1参照)

図1:世代別インターネット利用率

世代別インターネット利用率

また使用頻度では、6割近くが「毎日少なくとも1回」使用となっていますが、「家庭外」での使用が「家庭内」での使用をやや上回っています。これは、携帯電話やスマートフォン、それにタブレット型端末等の普及により外出先でも手軽にインターネットにアクセスできるようになってきた事が影響しているかもしれません。(図2参照)

図2:家庭内外別インターネット使用頻度

家庭内外別インターネット使用頻度

平成22年度~24年度に野村不動産アーバンネットにて住宅等を購入いただいたお客様の年代別件数の推移をみると、さながらインターネット利用率の推移と歩調をあわせるかのように60歳台以上のお客様の割合が増えてきています。(図3参照)
世代を超えて一層普及しつつある『インターネット』、不動産売買の世界でもその役割は一層大きくなっていくと思われます
スマートフォンやタブレット型端末も含めた、インターネットによる情報発信がより重要になっていく事は、容易に想像できます。

図3:野村不動産アーバンネットにて不動産をご購入いただいたお客様の年代別推移

野村不動産アーバンネットにて不動産をご購入いただいたお客様の年代別推移

(担当:伊東 秀二)

企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課

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