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一戸建て購入のキホン
- 基礎知識
- 2025.03.03
後悔しない!中古一戸建てをリノベーションするデメリットや費用相場を解説
費用を安く抑えて一戸建てを構えたいという場合、中古一戸建てのリノベーションも1つの手です。本記事では、中古一戸建てのリノベーションについて、メリット・デメリット、費用を安くする方法などを紹介します。後悔のないリノベーションをするためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 中古一戸建てをリノベーションする4つのメリット
2. 中古一戸建てをリノベーションする4つのデメリット
3. 中古一戸建てのリノベーションで失敗しないためのポイント
4. 中古一戸建てのリノベーション費用相場
5. 中古一戸建てのリノベーション費用を安くする4つの方法
6. 中古一戸建てのリノベーションで費用を抑えて理想の家を手に入れよう
1.中古一戸建てをリノベーションする4つのメリット
中古一戸建てをリノベーションする最大のメリットは費用面ですが、そのほかにもさまざまなメリットがあります。メリットを詳しくみていきましょう。
1-1. 新築物件より費用を抑えられる
中古一戸建てのリノベーションは、新築物件の購入よりもコストが抑えられます。新築物件を購入する場合は、土地と建物の両方の費用が発生します。しかし、中古物件なら築古の物件ほど価格は安くなるため、土地代とリノベーション代で新築のような家が手にいれることが可能です。
さらに、中古物件は市場に多く出回っており、価格競争が起こりやすいことからも、交渉次第では提示価格より安く購入できる場合もあります。
1-2. 比較的好立地な物件が多い
新築物件の場合は土地選びから始める必要があり、希望するエリアでの物件探しが難航するときもあるでしょう。一方、中古物件なら既存の住宅地にあるため、通勤や通学、生活の利便性が高い場所が選択できます。
なお、中古物件はすでに開発が進んだ地域に建てられているケースが多くみられます。その場合、周辺環境が整っている場合が多く、生活に必要な施設や交通アクセスが充実している点も魅力です。
1-3. 間取り・内装などを自由にオーダーできる
中古一戸建てのリノベーションでは、間取りや内装を自分好みに合わせて自由に設計できます。既存の構造を活かしつつ、個々のライフスタイルに合わせた空間作りが可能です。
家族の人数やスタイルに応じて部屋の配置を変えたり、趣味のスペースを設けたりするのもよいでしょう。ただし、間取りや配置の変更は、建物の構造上可能な場合に限ります。
1-4. 施工によって耐熱・耐震などの性能向上ができる
中古一戸建てのリノベーションでは、建物の性能も向上させられます。とくに、耐熱性や耐震性の改善は、安全性や快適性を高めるためにも重要な要素です。
築古の建物だと断熱材の性能が低かったり、現在の耐震基準に満たなかったりする場合もありますが、これもリノベーションによって解決できます。安く購入した築古の物件でも、安心して長く住み続けられる家に改善できるでしょう。
2. 中古一戸建てをリノベーションする4つのデメリット
一方で、中古一戸建てのリノベーションにはデメリットもあります。後悔しないよう、デメリットについてもしっかりと確認しておきましょう。
2-1. 想定外の補修工事が発生することがある
ある程度のリノベーションの目処を立てて中古一戸建てを購入したとしても、いざリノベーションする際に事前には予測できなかった補修工事が必要な場合もあります。とくに、築年数が古い物件ですと、内部の劣化や配管の老朽化など、外観からはわからない問題が潜んでいるケースもあるでしょう。
リノベーション計画の進行中に問題が発覚し、追加の費用と時間が必要となる可能性には要注意です。
【これで解決!】 ・事前に専門家による詳細なインスペクションを行い、可能性のある問題を洗い出す ・予算には余裕を持たせ、突発的な補修工事への対応策を考えておく |
2-2. 物件の構法によって理想のリノベーションができない場合がある
理想のリノベーション計画があったとしても、物件の構法によっては希望の設計にできない場合があります。とくに、木造や鉄骨造などの構造によっては、壁の撤去や間取りの変更が難しいケースも少なくありません。
壁を取っ払って開放的な空間にしたい場合や耐震性能を高めるための補強を行う場合に、構法の制約が影響をおよぼす可能性には要注意です。
【これで解決!】 ・購入前に専門家と相談し、物件の構造を詳しく把握する ・構法に応じたリノベーションの可能性を確認し、現実的なプランを立てる |
2-3. 新築に比べて入居までに時間がかかる
リノベーションを伴う中古一戸建てを購入すると、入居までに予想以上の時間を要することもあります。なぜなら、リノベーションには設計の確認や許可申請、工事など複数のステップが必要となるからです。
さらに、必ずしもスケジュール通りに進むとは限らず、複雑な工事を伴うことも考えられます。予期せぬ問題が発生すると、さらに時間がかかってしまう場合もあるでしょう。
【これで解決!】 ・リノベーションを計画する際には、余裕を持ったスケジュールを組む ・工事の進行状況を定期的に確認し、柔軟に対応できるように準備しておく |
2-4. 利用できる住宅ローンが限られている場合がある
中古一戸建てのリノベーションには、利用できる住宅ローンが限られることがあります。そもそもリノベーション費用を含めたローン商品は少なく、あったとしてもその条件が厳しかったりします。とくに、物件の評価額や築年数によっては、希望する金額を借りられない場合もあるでしょう。
そのため、住宅ローンを検討している場合は、事前に金融機関と相談し、利用可能なローン商品を確認することがポイントです。また、補助金や減税制度の活用も検討してみましょう。
【これで解決!】 ・資金計画を立てる際には、事前に金融機関と相談し、利用可能なローン商品を確認する ・補助金や減税制度を活用することで、資金負担を軽減する方法も検討する |
3. 中古一戸建てのリノベーションで失敗しないためのポイント
中古一戸建てのリノベーションは、失敗するとかえって費用がかさんでしまうなど、さまざまなリスクが考えられます。そうならないためにも、事前に失敗しないためのポイントも押さえましょう。
3-1.リノベーションの優先順位や範囲を明確に決める
選ぶ物件によっては、予算内ですべてのリノベーションができないケースもあります。とくに築古の物件ですと、内部の劣化や耐震性能など、基礎的な部分の修繕にも費用がかかってきます。
予算内で収まりきらないケースも想定し、リノベーションで絶対に譲れないポイントや優先順位・範囲などを明確に決めておきましょう。
3-2.リノベーションの体験談を参考にする
リノベーションを成功させるためには、体験談を参考にすることも非常に有効です。実際にリノベーションを行った人々の経験を知ると、どんなトラブルがあるかがわかり、予期せぬトラブルを未然に防げます。
思わぬ追加費用が発生したケースや工事が遅延した事例など、具体的なエピソードを知ると、自分のリノベーション計画に役立てられるでしょう。
3-3.物件の周辺環境もよく確認する
物件自体だけでなく、周辺環境や近隣の様子など、事前の確認もポイントです。近隣トラブルのリスク把握は、中古一戸建てに限らず、住宅を購入する上で重要です。可能であれば、曜日や時間帯を変えて確認するとよいでしょう。
3-4. 業者のショールームやイベントに参加して判断する
業者が開催するショールームやイベントへの積極的な参加もおすすめです。実際に施工例をみたり素材に触れたりすると、リノベーションの具体的なイメージがしやすいでしょう。
リノベーションは施工会社選びも重要なポイントです。オフラインのイベントであれば業者の技術力やデザインセンスを直接確認でき、信頼できるパートナーを見つけられます。
4. 中古一戸建てのリノベーション費用相場
一般的に中古一戸建てのリノベーションにかかる費用は、物件の状態や希望する改装内容によって大きく変わってきます。具体的な費用相場として、軽微な改装であれば数百万円から可能です。一方、全面的なリノベーションは1,000万円を超える場合も珍しくありません。
たとえば、内装の変更や設備の更新といったリノベーションであれば、比較的低予算で済む場合が多いでしょう。一方、耐震補強や断熱性能の向上を伴う大きな改修となると、費用は高額になる傾向にあります。
また、物件の地域や築年数、構造によっても費用は変動します。そのため、リノベーションを計画する際には、事前に見積もりをもらい、予算をしっかりと立てることが重要です。
5. 中古一戸建てのリノベーション費用を安くする4つの方法
中古一戸建てのリノベーション費用を安く済ませる方法もあります。具体的な方法を詳しくみていきましょう。
5-1. 築年数の浅い物件にする
築年数が浅い中古一戸建てであれば、建物自体の状態が良く、大規模な修繕が不要な場合が多いです。物件の購入費を抑えるために築年数の古い物件を選んでしまうと、かえって修繕費で費用がかさんでしまう場合もあります。
また、築年数が浅い物件は最新の設備やデザインが取り入れられている場合が多く、リノベーションの手間を減らせるでしょう。
築年数が浅いと物件自体の価格が高いため、初期投資はやや高くなってしまうかもしれませんが、修繕費やリノベーション費用が抑えられる点で長期的に見れば賢い選択といえます。
5-2.住宅ローン減税・補助金を活用する
住宅ローン減税や各種補助金の活用も有効な方法です。中古住宅の購入とリノベーションを同時におこなう場合、こうした制度を活用すると経済的な負担を大幅に軽減できます。
住宅ローン減税とは、一定の条件を満たすと所得税や住民税の控除が受けられる制度です。費用そのものが負担されるわけではありませんが、所得税や住民税が安くなり、給料の手取り額が増える点でメリットがあります。
また、自治体や国が提供する補助金制度は、エコリフォームや耐震改修などの特定の条件を満たすリノベーションに対して、補助金を受給できる場合が多いです。
他にも、リフォームを実施すると、住宅ローン減税以外に以下のような税額控除が受けられます。
- 住宅耐震改修した場合の特別控除
- バリアフリー改修した場合の税額控除
- 二重サッシなどの断熱改修をした場合の税額控除
- 多世帯同居するために改修をした場合の税額控除
- 耐久性向上のために改修をした場合の税額控除
5-3.使用する設備・素材のグレードを下げる
壁や設備のグレードの見直しも費用を抑える方法の一つです。高級な素材や最新の設備を選ぶと、どうしてもコストがかさんでしまいます。そのため、予算に応じて優先順位をつけ、必要な部分にのみ投資することがポイントです。
優先順位が明確であれば予算配分が明確になり、全体の費用を抑えつつ満足度の高い住まいが実現できるでしょう。
5-4.リノベーション済みの物件を選ぶ
物件を選ぶ段階で、ある程度リノベーションやリフォームが完了している中古一戸建てを選択肢にすることも一つの方法です。部分的であっても、リノベーション済みの物件であれば、購入後のリノベーション範囲が絞れ、その分費用が抑えられるでしょう。
野村不動産グループの野村不動産ソリューションズ株式会社が運営する「ノムコム」では、リフォーム済みの中古一戸建て物件も多数掲載しています。首都圏、関西、名古屋エリアで中古一戸建ての購入・リノベーションをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
6.中古一戸建てのリノベーションで費用を抑えて理想の家を手に入れよう
中古一戸建てのリノベーションでは、物件購入費を抑えつつ、理想の住まいを完成させられます。また、土地から住宅を探す必要がないため、とくに都市部で一戸建てを購入したい場合には、希望の立地に一戸建てを構えやすいでしょう。
一方で、あまりにも築年数が古い物件を選んでしまうと修繕・補修で費用がかさんでしまったり、物件の構造によっては希望の間取りにできなかったりするケースもあります。中古一戸建ての購入とリノベーションを検討している方は、ぜひ本記事を参考に理想の住まいを叶えられる中古一戸建てを探してみてください。