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スカイツリーの影響は!?23区東エリアの中古マンション

2012年9月 7日

東京スカイツリー効果で注目度を増している、東京都区部の東エリア。中古マンションのストックも豊富な地域の特徴と魅力を紹介しましょう。

東西線、都営新宿線沿線にも意外な買い得物件が？

東京メトロ東西線を東に向かった「東陽町」駅や「南砂町」駅周辺は、仙台堀川公園などの緑とせせらぎがある環境に加えて、複数の大型ショッピングセンターの開設が相次ぎ、生活環境も向上しています。

もともと、マンション適地が豊富なため、1980年代から大中小問わず、マンションが次々と建設され、重層的な中古ストックを形成しています。
地元の人から「いつかは、あのマンションに住みたい」といわれるような大規模開発マンションもあれば、ファミリータイプが2,000万円台前半で購入できる物件もあり、選択肢は豊富です。

南砂町のマンション「エムステージ」の写真

「南砂町」駅の北側には、昔ながらの商店街、大型商業施設、緑豊かな公園が点在、中古マンションの物件数も豊富。写真は大型ショッピングセンターに隣接する大規模中古マンション「エムステージ」

JR総武線と東京メトロ東西線に挟まれた都営新宿線の沿線も、狙い目エリアの一つです。「西大島」「大島」「東大島」各駅周辺は、大型マンションも豊富で、一大中古マーケットを形成しています。以前は、知名度もあまり高くない沿線だったためか、価格帯もリーズナブルです。ハイグレードなタワーマンションがある一方で、やや築年の古い物件なら、ファミリータイプで1,000万円台という物件も見つけられます。

大島のザ・ガーデンタワーズの写真

周辺のランドマークになっている「西大島」のツインタワー・マンション「ザ・ガーデン・タワーズ」

最近では、「船堀」駅でもマンション開発が増えてきました。周辺の商業施設の開発も進み、今後、注目を集めそうです。

新しく生まれ変わる街「千住エリア」にも注目

最後に、やや北東方面に目を向けてみましょう。数年前から駅周辺の大規模な再開発が進み、都内では珍しい値上がりエリアとして注目されているのが「北千住」駅周辺です。JR常磐線、東京メトロ千代田線・日比谷線、東武スカイツリーライン（旧東武伊勢崎線）、つくばエクスプレスの5路線が乗り入れる一大ターミナルで、商業施設も集まっています。

この4月には、東京電機大学が北千住駅東口前にキャンパスを移転。この直前に国土交通省が発表した公示地価では、キャンパス近くの標準地点が商業地で全国トップの上昇率を示しました。

北千住の遠景写真

北千住駅周辺。中央に見える東京スカイツリーの足下が駅、左手の建物が東京電機大学

近接する京成線「千住大橋」駅前でも、医療福祉施設と商業施設が複合する再開発がスタートします。さらに隅田川の対岸にあるJR常磐線他の「南千住」駅も駅前再開発が終わり、周辺の住宅開発が進んでいます。

これらの3つの拠点を含めた、いわば"千住エリア"は、新しく街が生まれ変わるという期待感が高く、今後中古マンションのマーケットとして大きな注目を集めるでしょう。

今回取り上げた地域周辺からは、立地にもよりますがとても多くの場所から東京スカイツリーを望むことができます。少し離れたほうが綺麗に見えます。新しいランドマークとしての東京スカイツリーが眺められるエリアを探してみると、通勤の利便性も高く、比較的リーズナブルな価格の中古マンションが見つかるかもしれません。