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3年ぶりの異変、2015年7月住まい購入意識調査

2015年10月 1日

今マンションは買い時か、他の人はどう考えているか、気になるところでしょう。野村不動産アーバンネット『ノムコム』が実施した「住宅購入に関する意識調査」をもとに、住宅購入希望者のホンネを探ってみましょう。

住まいは、人生で最も高額な買い物ですから、今は「買い時」なのか、ほかの人はどう考えているのかは気になるものでしょう。不動産情報サイト「ノムコム」では、半年ごとに「住宅購入に関する意識調査アンケート」を実施、毎回「今、買い時だと思いますか?」という質問をしています。最新(第9回・2015年7月初旬調査)の調査結果から、住宅購入を検討している人たちがどのように考え、行動しようとしているかを紹介しましょう。

「買い時」だと思う人が3年半ぶりに50%を下回る

「今、不動産は買い時だと思いますか?」という質問に対して、「買い時だと思う」と「どちらかといえば買い時だと思う」を合わせた割合は、合計で約46%となりました。2012年1月の第2回調査以来、3年半ぶりに50%を下回りました。「買い時だと思わない」が30%近くに迫り、過去最大の割合になっています。
図1.不動産は今「買い時」か?アンケート結果の推移(野村不動産アーバンネット)
とはいえ、「買い時ではない」より「(どちらかといえば)買い時だと思う」の割合が依然として上回っており、根強い「買い時感」が伺えます。
実は、不動産マーケットを継続してウォッチしている人の中には「競争が弱まっている(買い時と思う人が減っている)今のほうがチャンス」と見ているケースが少なくありません。

現在、中古マンションの供給量は、人気の高い都心部を中心に増加傾向にあります。図2は、新たに売り出された中古マンションの物件数の変化を示したものです。対前年比の変動率で示してあります。
図2.中古マンション新規供給戸数の対前年変動率/東日本レインズより(ノムコム「中古マンション最新トレンド」)

これを見ると、昨年までは前年比マイナスから横ばいが続いていましたが、今年に入ってプラスに転じ、ここ数カ月で勢いを増しています。なかでも東京都心3区は、6、7月には前年の1.4倍を超える物件数が売り出されたことになります。都内の城南地区、神奈川県川崎市でも増加しています。

こうした情勢を見て「選択肢が増えて選びやすくなった」と考えることもできるわけです。

超低金利の継続が「買い時感」を下支え

「買い時だと思う理由」からも、「買い時感」の背景が伺えるでしょう。図3は、2年前から1年ごとの変化を示しています。
図3.不動産を「買い時」と思う理由アンケート結果の変遷(ノムコム「中古マンション最新トレンド」)2013年7月調査(第5回)では「住宅ローン金利の先高感」が最大の理由でした。2014年7月(第7回)では金利の先高感が大きく後退し「住宅ローン金利の低さ」がトップになっています。今回も、「低金利」が買い時だと思う理由の第一位で、しかも昨年より割合が増えています。一段と「超低金利」のメリットを実感しているのでしょう。

2015年8月時点では、住宅ローン金利は、変動型や2~3年の短期固定型が0.5%前後から1%以下が中心です。全期間固定金利とのミックス型では2年固定が0.35%など、破格の金利も登場しています。この現状を素直に受け止めれば、「こんなに金利が低いのなら買い時」と考えても不思議ではありません。

ちなみに、「買い時と感じる理由」の第二位に「消費税の増税」がランクアップしていることも今回の特徴の一つです。消費税は、個人が売主の中古住宅の場合は課税されませんが、新築建物や改修工事費には課税されます。

今回の調査対象のうち「新築・中古どちらも検討する」が約66%(3分の2)、中古住宅を購入する際に「リフォームすることを考えている」が75%(4分の3)と高い比率となっています。また、住みかえと同時に買うことが多い家具・家電にも消費税はかかりますから、中古住宅の検討者も、消費増税の影響を免れないといえるかもしれません。

編集協力:AllAbout

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