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「社長が住む街」が都心になった理由

2018年1月26日

経営者や役員など、成功者やお金持ちの住まいが「郊外の一戸建て」から「都心のマンション」へと大きくシフトしています。いわゆる「億ション」に住むような人は、なぜその住まいを選ぶに至ったのか、ステータスや資産性だけではない、その合理的な理由と大胆な買い方を紹介します。

社長になる前はどこに住んでいた?若手エグゼの住みかえ術

都心のマンションに住むといっても、最初から「億ション」に住む人はまれです。自身のキャリアアップとそれに伴う年収アップにつれて、ステップアップして住まいを買いかえていくわけです。

住まいのステップアップというと、まず思い浮かぶのは、次のように賃貸マンションから始まって最後に一戸建てでゴール、というケースではないでしょうか。こちらのAさんは、30代で年収が5,000万円を超えていました。

※以下、すべての事例中の価格は購入当時のものです。現在の相場とは異なる場合があります。

【事例1】外資系金融エリートのAさん
○Step1 20代の頃、中目黒の賃貸マンション
○Step2 30歳になり、広尾で2LDKの中古マンションを7,000万円で購入
○Step3 30代半ばに、元麻布の1億1,000万円の新築マンションに買いかえ
○Step4 40代になって西麻布で4億円の中古一戸建てに買いかえ

しかし最近は、賃貸を経ずに中古マンションを購入し、買いかえ先も中古マンションという例も増えています。図3のように、都心で同じ広さのマンションに住む場合、賃貸よりも購入のほうが、月々の負担は軽くなるのが一般的だからです(※維持経費・税等は別)。

また、ある程度のクラスの都心のマンションであれば「数年で価格が大きく下がる心配はない」という認識を持つ方が多くなっています。そのため、若い時にマンションを購入することに抵抗感がないのでしょう。次のBさんは、独身時代に都心の1LDKの中古マンションを購入しました。


【事例2】IT企業で役員になり、その後、自分で会社を興したBさん

○Step1 バリバリ働く独身時代。西麻布の60m2・1LDKを6,000万円で購入。

広めの1LDKの部屋がある「ファミールグラン西麻布パークアヴェニュー」

○Step2 結婚して部長に。赤坂の76m2・2LDK、1億2,000万円のマンションに買いかえ

氷川神社近く。総戸数135邸の「ミッドガーデン赤坂氷川」

○Step3 会社を設立。三田の90m2・2LDK、2億円の新築マンションに買いかえ

2016年築の「パークマンション三田綱町ザフォレスト」

さらに、独身時代に住んでいたのと同じエリア内で、結婚後に広いマンションに住みかえたケースもありました。オフィスに近いことが必須条件で、さらに、子供の教育環境としても好ましいエリアだったため、そのまま住み続けることを選択されています。前ページに書きましたが、都心マンションは間取りプランが多彩なため、こうした買いかえがしやすいわけです。


【事例3】「オフィスから歩ける距離圏で探したい」と広尾エリア限定で買いかえた外資系証券会社のCさん

○Step1 とにかく会社に近ければ広さは問わないと、約40m2・1LDKのコンパクトマンションを6,500万円で購入

コンパクトタイプの住戸もある「パークコート広尾ヒルトップレジデンス」

○Step2 結婚して子どももできたので中低層マンションに買いかえ。90m2・2LDK、1億6,000万円。将来の教育環境も良いと気に入る。

広尾駅徒歩6分「グランスイート広尾」

「成功した人」の行動パターンは、優良物件に通ず?

以上、「時間価値」を重視すること、そして、マンションのグレードが一戸建てに引けを取らなくなったことで経営者やエグゼクティブの多くが都心のマンションを選ぶようになったこと、そして、その買いかえ例を見てきました。

最後に、そうした方々に見られた特徴について付け加えておきます。あくまでも経験上のことですが、次のような例によく出会いました。

1. なかなか売り物件が出ない人気マンションの売り出し物件に出会う。
2. 普通なら通らない購入価格を提示(値下げ)したが、売主の事情で希望通りに決まる。
3. 交渉順位が上がる。複数の申し込みがあり、初めは後順位だったのに、先順位の購入希望者が何かの事情で成約せず、最終的な交渉権を獲得できた。

こうしたケースがエグゼクティブの方に特に数多く起きているかどうかは、正直わかりません。しかし、私が印象深く覚えているのは、こうした状況でさっと契約が決まった人に、経営者や役員が多かったからだと思います。

同じような状況になっても、決断が遅れればほかの人の手に渡ってしまうのが「掘り出し物」です。希望に合う物件を事前のリサーチで綿密に見極めておき、「探し始めたら妥協せず、あれこれ迷わない」という姿勢があるからこそ、幸運に出会ったときに逃さないわけです。同じものが二つとないといわれる住まいの購入に際しては、こうした姿勢はとても重要です。

もうひとつは、仲介営業所に来店されるタイミングです。一般的には週末に不動産会社の営業所を訪問したり、現地の内覧を行なったりする人が多いのですが、経営者をはじめとしてエグゼクティブはそうとは限りません。むしろ土日はゴルフや旅行に出かけて週末休暇を楽しむため、平日の空き時間にブラッと来店されることも珍しくないのです。

実はここにも、優良物件に出会うカラクリがあります。新しい売り出し物件の情報は、週末に売却依頼を受けて週明けにレインズや物件情報サイトに登録します。そのため週の前半のほうが新しく売り出された物件情報に出会う確率も高まります。特に都心の物件は、営業所から徒歩5分、10分圏内にあることが多いため、すぐに見学に行き、場合によっては即決できるわけです。

平日にわざわざ時間をとるのは、私を含めた普通のサラリーマンには難しいかもしれません。ですが、不動産会社の店舗には構えず気軽に立ち寄っていただければ、意外な優良物件に出会えるかもしれません。

編集協力:AllAbout

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